アイリス株式会社と資本業務提携
配信日時: 2023-12-06 18:45:47
AI医療機器開発のスタートアップと協業し、摂食嚥下領域で新たな価値を創出
アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)は、AI医療機器開発のスタートアップであるアイリス株式会社(本社 東京、社長 沖山翔、以下「アイリス」)と資本業務提携を結びました。口腔ケア領域における新規ソリューションの提案に向けて、AIを活用した共同開発を開始します。両社の知見をかけ合わせ、摂食嚥下領域で新たな価値を創出することで、全ての人が口から食べる楽しみをいつまでも続けられる社会に貢献します。
口腔ケア商品を展開しているアサヒグループでは、これまでも清潔で健やかな口内環境づくりをサポートしてきました。口中が汚れている状態で、唾液や飲食物とともに細菌が気道に入ってしまうと誤嚥性肺炎を発症する恐れがあるため、口の中をきれいに保つことが重要です。共創パートナーであるアイリスは、咽頭の画像と問診情報などをAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見などを検出することで、インフルエンザの判定を行う医療機器「nodoca(R)」を開発したスタートアップ企業です。先端的なAI開発力を有し、12月1日に実施された世界最大級のスタートアップピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」世界大会では優勝しました。今回の協業をきっかけに、摂食嚥下領域におけるAIの活用を加速させることで、人々の健康に貢献します。
本取り組みは、アサヒグループが2022年に開始した「新価値創出プログラム」から誕生したものです。このプログラムでは、全国から集まった職種や年代の異なる社員たちが新たなアイデアを積極的に出し合い、経営陣への提案を通して新たな価値の創出に取り組んでいます。実際に他企業との協業開始に向けて企画が実現したのは、この取り組みが初めてです。
アサヒグループは、新たな事業分野の開拓やAI技術の活用などを推進するため、Future Creation Headquarters(以下「FCH」)を2023年1月に創設しました。FCHは今回のアイリスへの出資の他、今後もさまざまな企業や人材と共創し、新価値の創出に挑戦し続けます。
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