積水ハウス、事業活動におけるCO2排出量の削減目標を75%に上方修正 達成に向けて業務用車両の100%電動化や当社事業拠点のZEB化を推進

プレスリリース発表元企業:積水ハウス株式会社

配信日時: 2022-05-25 16:30:00

ZEBオフィスの事例

積水ハウス関東工場のZEB事務所

積水ハウスオーナーでんきロゴ

積水ハウス株式会社は、2030年までに事業活動で排出するCO2排出量の削減目標を、従来の50%から75%に上方修正いたします。

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積水ハウスグループでは、2008年に、2050年までに住まいからのライフサイクルCO2排出ゼロを目指す「2050年ビジョン」を宣言し、事業活動全体において、再生可能エネルギーの利用も含めてCO2削減のためのさまざまな取り組みを開始しています。

当社グループは、この目標達成へのマイルストーンとして、2030年までに企業が自社で直接的に排出するスコープ1と電力など間接的に排出するスコープ2におけるCO2排出量(※1)を2013年度比で50%削減することを目指してきました。2021年度実績で46.6%削減を達成したことを受け、この度、この目標を75%削減に上方修正し、世界の気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃以内に抑える目標に整合させます。

この目標を実現するために「2030年までに全ての業務用車両の電動化」や「当社の活動拠点として当社で新築する建築物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化」、卒 FITのオーナー様から太陽光発電の余剰電力を買い取り、RE100を目指す「積水ハウスオーナーでんき」の取り組みなどを推進していきます。

積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、「ESG経営のリーディングカンパニー」を目指しています。現在サプライチェーンも含めた脱炭素にも着手しており、事業全体の脱炭素化や、住まいのライフサイクルにおけるCO2ゼロへの取り組みを加速し、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

(※1)Greenhouse Gas Protocolのカテゴリーに基づくCO2排出量


【事業活動で排出するCO2排出量の削減に向けた主な取り組み】
■業務用車両の100%電動化を推進
当社は事業所の営業活動や、カスタマーズセンターのアフターサポート対応などを目的として、現在グループ全体で業務用車両を約1万1千台保有しております。その業務用車両によるCO2排出はスコープ1、2合計の約3割にあたります。そこで、2030年までに業務用車両の100%電動化の達成を目指します。このために、ハイブリット車を始めとする電動車※2の導入を積極的に行い、現在約7%の電動化率を計画的に上げてまいります。2022年2月から電気自動車のパイロット導入にも着手し、その普及に向け、電気自動車の充電・航続マネジメント、走行効率の検証等を行っております。

(※2)電動車とは、電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車などを含みます。


■当社の新築建築物のZEB化
当社はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)などの住宅事業で培ったノウハウを生かし、事務所などの非住宅分野でも建物の快適性、省エネ性、災害レジリエンス性を高めるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の建設を推進しています。

2018年に当社の建築物で初となる「Nearly ZEB」基準を満たす事務所ビル「積和建設東北株式会社 事務所棟」を竣工(一次エネルギー消費量77%削減)しました。2021年6月から当社の活動拠点として新築する建築物については原則ZEBの基準を満たすものとしており、2022年4月末時点で、グループで8棟のZEBを竣工済、5棟を計画中です。

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積水ハウス関東工場のZEB事務所

■積水ハウスオーナーでんき
「積水ハウスオーナーでんき」は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の買い取り期間が満了(卒 FIT)したオーナー様から余剰電力を買い取り、当社の事業用電力として利用することでRE100達成を目指す取り組みで、2019年11月に開始しました。

効率的なスキームにより、卒 FIT電力の買取価格を市場より高い11円/kWhに設定したことで、お客様満足度の向上にもつながっています。

また「積水ハウスオーナーでんき」の開始以降、卒 FITされた方の約50%という予想を上回る多数の方にお申込みをいただき、LED照明の導入などの節電の取り組みも進捗していることから、RE100イニシアチブに対して宣言した「2040年までに事業活動に使用する電力を100%再生可能エネルギーにする」という目標を10年以上前倒しで達成できる見込みです。

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