[写真]すばる望遠鏡で、かみのけ座銀河団の中に854個の「超暗黒銀河」を発見

2015年6月24日 23:02

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すばる望遠鏡による B, R, i バンド画像を合成した疑似カラー画像。かみのけ座銀河団の中心に近い6分角×6分角の領域を切り出したもの。黄色の丸が昨年おわりに見つかった47個の超暗黒銀河のうちの2つ。すばる望遠鏡アーカイブデータから、さらに緑色の丸で囲まれた超暗黒銀河が見つかった。(国立天文台)

すばる望遠鏡による B, R, i バンド画像を合成した疑似カラー画像。かみのけ座銀河団の中心に近い6分角×6分角の領域を切り出したもの。黄色の丸が昨年おわりに見つかった47個の超暗黒銀河のうちの2つ。すばる望遠鏡アーカイブデータから、さらに緑色の丸で囲まれた超暗黒銀河が見つかった。(国立天文台)

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  • かみのけ座銀河団方向の約 2.9 度角 × 2.9 度角の領域。緑色の十字が銀河団の中心。
(左) デジタイズド・スカイサーベイより得られた画像上に、すばる望遠鏡の観測領域を描いたものです。白い四角で囲まれた 18 領域が今回解析された全領域 (R バンドで観測された) です。赤と黄色で囲まれた領域が、さらに複数のバンドで観測された領域。水色の領域が図1で切り出した部分です。
(右) 今回発見された超暗黒銀河の分布。青と黒の丸がこの研究で見つかった超暗黒銀河で、青い丸は特別に大きいサイズの超暗黒銀河を示します。赤い×印が昨年初めて発見されて話題となった 47 個の超暗黒銀河です。47 個では銀河団の中での分布が判然としませんでしたが、今回の発見で銀河団中心近くに集中し銀河団の外側に向かって数が減って行くという、超暗黒銀河の分布が明らかになりました。(クレジット:国立天文台/ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校)