Sonosアプリ91.0にプリセット追加 27voiceは音声指示をクラウドで処理

2026年11月5日 22:16

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記事提供元:Tech Times

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Sonosは2026年11月3日、アプリ91.0を含む「Sonos 27.3」の配信を開始した。音楽、再生する部屋、音量を保存する「プリセット」と、iOS向けの接続診断機能「システムヘルス」を追加した。

新しい音声アシスタント「Sonos 27voice」も、米国の利用者を対象に早期アクセスを予定している。利用者が選んで導入する方式で、従来の音声アシスタントは引き続き利用できる。

■プリセットで再生する音楽・部屋・音量を保存

プリセットは、保存した音楽を、指定した部屋で、設定済みの音量で再生する機能だ。Sonosアプリのホーム画面に専用のセクションが設けられ、ワンタップで呼び出せる。複数の部屋を選び、部屋ごとの音量を設定することも可能だ。

再生する内容はSonosのお気に入りから選ぶほか、接続した音楽サービス内を検索して指定できる。現在再生中の部屋やグループからプリセットを作成することもでき、再生キューはSonosプレイリストとして保存して使う。

作成できるプリセットは最大50件で、Sonosアカウントに保存される。同じアカウントでサインインしたスマートフォンやタブレットから利用できるが、別の端末に表示されるまで少し時間がかかる場合がある。

プリセットを実行すると、選択した部屋で再生が始まる。それらの部屋が別の部屋とグループを組んでいた場合、プリセットに含まれない部屋では、それまでの音楽が続く。2026年11月5日時点では、呼び出しに対応するのはモバイルアプリで、音声コマンドとSonosウェブアプリは対象外だ。

Sonos 27はS2対応製品向けに提供されるソフトウェアだ。同社は2026年9月の発表で、Sonos全体の利用世帯を世界1700万超としている。今回のアプリのビルド番号はiOSが91.00.41、Androidが91.00.33で、配信や機能の反映には数日から、場合によって数週間かかるとしている。

■システムヘルスで接続状態をまとめて確認

システムヘルスは、Sonosアプリの「設定」からヘルプセンターを開いて利用する。サインイン中のアカウントに登録されたSonosシステムについて、接続状態や使用中のネットワーク、部屋数などを一覧で確認できる。

システムを選ぶと、Wi-Fiネットワークや接続方式、構成する製品の情報を表示する。製品ごとに電波強度、IPアドレス、Wi-Fiチャンネル、音声設定、Trueplayの状態、ソフトウェアバージョンなどを確認でき、オフラインの製品も示される。

追加情報の画面では、登録メールアドレスやSonos ID、操作に使っている端末の情報を参照できる。Sonosによると、システムヘルスはクラウドから情報を取得するため、外出先からも自宅のシステムを確認できる。

Sonosは今回の公開を初期段階と位置付け、利用者の意見を今後の改善に生かすとしている。11月5日時点ではiOS向けに提供され、Android対応は今後のアップデートで予定している。

■27voiceはクラウドで音声指示を処理

Sonos 27voiceは、音楽やSonosシステムの操作に重点を置いた新しい音声アシスタントだ。Engadgetは、早期アクセスの開始予定を2026年11月6日、一般公開の予定を2027年と報じている。

Sonosの公式案内では、早期アクセスは米国在住者を対象とし、対応言語は米国英語となる。参加は先着順で、申請しても承認が保証されるものではない。早期アクセス終了後は、米国英語に対応した形で世界に展開する予定だ。

既存の音声アシスタント「Classic Sonos Voice Control」は、呼びかけの検出、音声認識、指示の意味の理解をスピーカー上で処理する。Sonosのプライバシーポリシーによると、音声データはSonosやクラウドへ送信されない。音楽の再生や音量調整、部屋のグループ操作などを音声で行える。

27voiceでも、「Hey Sonos」という呼びかけの検出はスピーカー上で行う。その後の音声指示はSonosのクラウド基盤に送られ、音声認識や自然言語処理が行われる。同社によると、音楽とシステム操作向けに調整した大規模言語モデル(LLM)が指示の解釈に使われ、一部の自由度の高い質問などでは外部のAIサービスも利用する。

Sonosは、音声録音と文字起こしをリクエストの処理に使用し、完了後に削除すると説明している。音声をどこで処理するかは、従来の音声アシスタントから変わる重要な点だ。

同社は27voiceへの指示例として、「宇宙での冒険を題材にした、あのデヴィッド・ボウイのアルバムを再生して」といった説明を挙げている。タイマー設定、対応するスマートホーム機器の操作、天気の確認、一般知識の質問にも対応する。利用にはインターネット接続が必要で、自宅のWi-Fiから離れてBluetoothだけで使うポータブルスピーカーでは動作しない。

■早期アクセスはアプリから申請

早期アクセスの申請は、iOSまたはAndroidのSonosアプリで「設定」を開き、参加募集のタイルから行う。承認されると、タイルの表示がセットアップ用に変わる。Sonosは、選ばれた場合も、申請から利用開始までには時間が空くとしている。

27voiceの追加や従来版からの切り替えは、「設定」→「一般設定」→「音声アシスタント」で行う。従来版へ戻す操作も用意されており、使いたい方式を選べる。切り替えはSonosシステム全体に適用される。

プリセットとシステムヘルスは、27voiceとは別のアプリ機能として提供される。音声アシスタントを変更せず、タップ操作による再生や接続状態の確認に利用できる。

■Spotifyの音量や日常の操作も改善

今回のシステム更新では、SonosアプリまたはSpotifyからの直接操作でSpotifyを再生した際の音量が、Sonos上の他の音楽サービスとより一貫するよう調整された。アプリには、再生中画面とミニプレーヤーをスワイプして曲をスキップする操作も加わった。

Sonosのお気に入りにある「注目」セクションを編集し、ホーム画面でのお気に入りの表示順を変更できるようになった。Androidには接続済みサービスの並べ替えも追加され、ネットワーク設定を更新する際の操作も改善された。

Sonos Ace Ultraのファームウェア3.0.10には、操作や機器の状態を音声で知らせるボーカルガイダンスを追加した。ノイズコントロールモードの変更、バッテリー残量の確認、Bluetooth接続の切り替え時などに案内する。プレーヤー側のソフトウェアは、現行系統が98.0-82170、一部旧型製品向けのレガシー系統が86.11-82170となる。

■利用者の意見を取り入れながら機能を拡充

Sonosは2024年のアプリ刷新後、機能不足や動作上の問題への対応を進めてきた。同年10月には、品質基準の徹底や継続的なソフトウェア改善、顧客の意見を製品開発に取り入れる取り組みを公表した。

2025年1月にはパトリック・スペンスがCEOを退任し、トム・コンラッドが暫定CEOに就いた。同社は同年7月、コンラッドの正式なCEO就任を発表した。

今回の更新は、再生する音楽や部屋、音量を繰り返し設定する手間と、接続状態を調べる手間の両方を減らす。日常のタップ操作を改善する機能を追加しながら、新しい音声操作は参加者のフィードバックを得て磨くという、段階的な提供になっている。

元記事: Sonos Presets Ship in App 91.0; Enabling 27voice Sends Audio to Cloud, Classic Voice Stays Local

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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