『ドクター・フー』音声ドラマ「The Planet Killers」発売、CDは1500セット限定

2026年10月25日 13:49

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記事提供元:Tech Times

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Big Finish Productionsは2026年10月20日、『ドクター・フー』の音声ドラマ「Doctor Who: The Third Doctor Adventures — The Planet Killers」を発売した。2作品を収録し、公式商品ページに記載された収録時間は224分。コレクターズエディションのCDボックスは1500セット限定で、同社は追加プレスを行わないとしている。

ティム・トレロアー演じる3代目ドクターと、ケイティ・マニング演じるジョー・ジョーンズが、帝政ロシアの流刑地と、破壊の危機にある惑星を訪れる。歴史に怪奇的な要素を織り込んだ物語と、ダーレクに立ち向かうSF冒険を組み合わせた構成だ。

■3代目ドクターとジョー・ジョーンズの旅

3代目ドクターは、1970年代前半のテレビシリーズでジョン・パートウィーが演じた役だ。トレロアーは2015年に始まったBig Finishの「The Third Doctor Adventures」で、この役を担ってきた。

マニングは、テレビシリーズでドクターの旅の仲間ジョー・グラントを演じた俳優である。後年の映像作品にもジョー・ジョーンズとして出演しており、本作では年齢を重ねたジョーと3代目ドクターの旅が続く。

プロデューサーのヘザー・チャランズはBig Finishの発表で、今回の作品では3代目ドクターとジョー・ジョーンズを再び組ませ、互いに大きく異なる2つの物語を描くと説明している。同じ主役の組み合わせを軸に、舞台も脅威も異なる冒険を楽しめる。

■チェーホフが調査するサハリン島の怪異

1作目「The Beasts of Sakhalin Island」は、ジェズ・フィールダーが脚本を手がけた全4話の物語だ。1890年のサハリン島を訪れたドクターとジョーは、流刑地の囚人たちの境遇を記録する作家で医師のアントン・チェーホフと出会う。チェーホフを演じるのはジョー・エアーだ。

チェーホフの訪問は史実に基づいている。北海道大学スラブ研究センターが公開する研究資料によると、チェーホフは1890年にサハリンで住民調査を実施した。シベリアを横断して同島を訪れた経験と調査は、後の著作『サハリン島』に結実した。

ドラマでは、厳しい収容環境に加え、奇妙な感染症と、苦しむ獣のようなうなり声が島を覆う。チャランズは、チェーホフが囚人の実態を調べる一方、鉱山にはさらに恐ろしいものが潜んでいると物語を紹介している。

チャランズはまた、企画を受け取った際の喜びと、チェーホフがそれまでエピソードに登場していなかったことへの驚きを語った。この作品には、サーシャ・アレクサンドラとブルース・アレクサンダーもゲスト出演する。

■ダーレクの計画に巻き込まれる惑星パラテル

2作目「The Planet Killers」は、アンドリュー・スミス脚本、バーナビー・エドワーズ演出による全2話の冒険だ。ドクターとジョーが降り立つのは、破壊が予定されている美しい惑星パラテルである。

物語には鉱物資源の容赦ない搾取、奴隷化、裏切りが絡み、ダーレクの非情な計画が進む。ドクターたちは阻止に動くが、その戦いでは多くの命が失われる。

ダーレクの声はニコラス・ブリッグスが担当する。サハリン島を舞台とする歴史的な怪奇譚から、惑星の命運を左右するSF冒険へと展開する振れ幅が、このボックスセットの特徴だ。

■演劇学校の学生5人にプロ出演の機会

「The Planet Killers」のゲストキャストには、ブリストル・オールド・ヴィック演劇学校の学生5人が起用された。出演者はエミリー・ハースト、ピーター・デブリン、トム・ブレイス=ジェンキンス、エリー・カーナビー、キーラン・デヴァインで、ダーレクや経験豊富な主演陣と共演する機会を得た。

Big Finishによると、この取り組みは、同校から学生向けの特別講習を依頼されたことから生まれた。エドワーズとブリッグスは2025年5月中旬、ブリストルのクライストチャーチ・スタジオで終日のワークショップを実施。その参加者から5人を選び、実際の音声ドラマに配役した。

ワークショップと作品の収録は、いずれも同スタジオで行われた。ここはポール・マッギャン主演の初の音声ドラマ「Storm Warning」も収録された場所で、2025年に再開発に伴って閉鎖された。ブリッグスによると、今回の作品は建物の集合住宅への転用工事が始まる前、同スタジオで最後に制作された作品になった。

エドワーズは、初めてプロ作品の出演実績を得る難しさを踏まえ、学生が業界へ進む扉を開く機会になったと説明している。チャランズも、主演のトレロアーとマニングの惜しみない協力や、エドワーズが演出を担当できたことを、この取り組みを支えた要素に挙げた。

■価格とバンドル、CDの販売条件

2026年10月24日時点の公式案内では、Big Finishでの価格はダウンロード版が19.99ポンド(約4200円)、CDボックスとダウンロード版のセットが24.99ポンド(約5250円)となっている。CD版は1500セット限定で、完売後の追加プレスは予定されていない。

2026年2月発売の「The Third Doctor Adventures: The Imposters」とのバンドルも用意されている。2作品のダウンロード版は38ポンド(約7980円)、両作品のCDボックスとダウンロード版を含むセットは47ポンド(約9870円)だ。

2026年発売のクラシック期『ドクター・フー』のボックスセット全15作をまとめた、ダウンロード版285ポンド(約5万9900円)のバンドルもある。同社はこれらを期間限定価格として案内し、価格保証の期限として2026年11月30日を示している。

Big Finishはデジタル版を先行させる発売方式を採用しており、CDの発送には遅れが生じる場合があるとしている。CD付きの商品を含め、購入者は発売日からデジタル版をダウンロードし、Big Finishアプリで再生できる。

元記事: Only 1,500 Copies — and No Reprint: Everything You Need to Know Before Big Finish’s Planet Killers Sells Out

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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