NANOホールディングス Research Memo(2):投資事業を主たる事業とするホールディングス体制へ移行(1)
*12:02JST NANOホールディングス Research Memo(2):投資事業を主たる事業とするホールディングス体制へ移行(1)
■会社概要
1. 会社概要
NANOホールディングス<4571>は、2025年12月11日付で「NANOホールディングス」へ商号を変更した。本件は臨時株主総会において、全株主約3万2千名のうち約1万9千名(約60%)から賛成を得て可決されており、株主からの幅広い支持を受けたものとなっている。その後、2026年4月1日付で創薬事業を会社分割により新設子会社NANO MRNAへ承継し、投資専門子会社NBI等を傘下に置くホールディングス体制へ移行した。
現在のNANOグループは、NANOホールディングス、NBI、Nano Holdings US及びNANO MRNAを中心に構成される。NANOホールディングスは、グループ全体の投資方針の策定、案件発掘、グループ経営及び国内外の事業開発を統括する。NBIはファンドの組成・運営及び投資実行を担い、運営するファンドを通じて投資先に成長資金を供給する。Nano Holdings USは米国の投資家・製薬企業とのネットワーク構築や海外事業開発を推進し、NANO MRNAは核酸創薬及びDDS技術を基盤とする研究開発を担う。
同社は、投資事業をグループの成長の中核に据え、日本の優れたヘルスケア技術や事業資産を世界の資本及び事業機会につなぐ投資プラットフォームの構築を進めている。
同社の投資は、単なる資金の出し手にとどまらない。投資・経営・ヘルスケア・グローバルの知見を組み合わせ、投資先の事業開発まで深く関与する点が特徴である。また同社グループは、NANO MRNAが有するmRNA・核酸医薬の創薬基盤に加え、Luna RD(株)のPEGフリーLNPをはじめとするDDS技術、さらに投資先である(株)ナティアスの長鎖核酸合成技術など、創薬、送達、製造にわたる核酸関連の技術・事業基盤を構築している。核酸領域における知見は同社グループの強みであり、投資対象の科学的評価や投資後の研究開発・事業化支援に活用できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水 啓司)《HN》
スポンサードリンク
