メイコーが1株を2株に分割 100株はいくらで買える?イビデン・日本CMKと比較

2026年10月13日 11:56

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 メイコーは2026年11月1日を基準日として、1株を2株に分割する。電子基板を手掛けるメイコー、イビデン、日本CMKの3社について、最低投資額や業績、事業内容を確認する。

 10月9日の株価は、メイコーが2万6,310円、イビデンが1万1,515円、日本CMKが816円だった。100株の最低投資額は、それぞれ約263万円、約115万円、約8万円となる。現在の株価が変わらないと仮定すると、分割後のメイコーは約132万円で100株を購入できる。

 最低投資額は半分になるが、東京証券取引所が望ましい投資単位として示す50万円未満と比べれば、分割後も高い。株式分割で企業価値や保有株式の実質的な価値が変わるわけではなく、業績や株価水準も確認したい。

 メイコーは、自動車やスマートフォン、情報通信機器などに使われるプリント基板を製造する。2027年3月期第1四半期は、売上高が前年同期比38.0%増の732億円、営業利益が同8.7%増の61億円だった。

 同社はAIサーバー向けの高多層基板やGPUボード、アクセラレーターボード、ネットワークボードなどを成長分野に位置付ける。通期では売上高が前期比33.0%増の3,200億円、営業利益が同54.6%増の380億円を会社予想としている。一方、大型設備投資の回収や需要変動には注意が必要だ。

 イビデンは、生成AI用サーバーに使われる高機能ICパッケージ基板を成長分野とする。第1四半期は、売上高が前年同期比26.4%増の1,232億円、営業利益が同52.4%増の268億円だった。通期の営業利益予想は1,270億円となる。

 日本CMKは、車載向けプリント基板を主力とする。第1四半期は、売上高が前年同期比19.4%増の272億円、営業利益が同約2.4倍の4億円だった。最低投資額は3社で最も低いが、自動車生産や為替の動向が業績を左右する。

 分割後の株式数を基準に換算した年間配当予想は、メイコーが80円、イビデンが17.5円、日本CMKが28円となる。10月9日の株価を同じ基準に調整して計算すると、日本CMKの予想配当利回りは約3.4%で3社中最も高い。

 メイコーとイビデンはAI関連需要、日本CMKは車載需要が業績の軸となる。メイコーの株式分割後も最低投資額は100万円を超えるため、買いやすさだけでなく、成長期待が株価にどこまで織り込まれているかが判断材料になりそうだ。(記事:林田孝治・記事一覧を見る)