レゴとサンリオが複数年提携 「レゴ サンリオ」セットを2027年から展開

(Lego.com)[写真拡大]
レゴグループとサンリオは2026年10月6日、複数年にわたる提携を発表した。ハローキティをはじめとするキャラクターや世界観をレゴブロックで表現した「レゴ サンリオ」製品を、2027年から展開する予定だ。日本向けのセット名や価格、発売日などの詳細は今後発表される。
■初の「レゴ サンリオ」セット、2027年から展開
両社の発表によると、ハローキティたちがレゴのセットになるのは今回が初めてだ。レゴグループは幅広い製品を予定しているとしている。サンリオの日本語発表では、発売時期を「2027年以降」としている。
発表に合わせた映像には、ハローキティ、クロミ、マイメロディ、ポムポムプリン、シナモロール、ぐでたまが登場した。個別のセットに登場するキャラクターや、セット数、ピース数は明らかになっていない。レゴの日本向け特設ページは、毎月新しい情報を届けるとしている。
レゴグループの製品事業担当シニアバイスプレジデント、レナ・ディクセン氏は、ハローキティの世代を超えた魅力とレゴブロックの創造性を組み合わせ、楽しい体験を生み出したいとの考えを示した。サンリオの専務取締役、中塚亘氏は、提携を同社のビジョン「One World, Connecting Smiles.」に沿った重要な節目と位置付けている。
■商品から広がったハローキティの世界
ハローキティは清水侑子氏のデザインにより1974年に誕生した。サンリオによると、最初の商品は1975年発売のビニール製小銭入れ「プチパース」だ。公式プロフィールでは「キティ・ホワイト」という名前で、ロンドン郊外出身の女の子とされている。
サンリオの2026年10月の発表では、ハローキティの商品は130を超える国・地域で年間約5万種類が展開されている。日用品をはじめとする商品を通じて親しまれ、現在はデジタルコンテンツやテーマパークにも活動の場が広がっている。
ライセンス業界誌License Globalが2026年に公表したランキングでは、サンリオはライセンス商品の推計小売売上高117億ドルで世界9位だった。これはサンリオが計上した売上高や、ハローキティ単独の売上高ではなく、同社のライセンス商品が小売店で生み出した売上高の推計である。
■ポケモン、ドラゴンボールに続く日本発IP
レゴグループは2025年3月にポケモンとの複数年提携を発表し、2026年2月27日に最初の3セットを発売した。その後も、子ども向けの「スマートプレイ」シリーズや大人向けの展示用セットを追加している。遊ぶための製品と、組み立てて飾る製品の双方に広がる展開だ。
2026年9月には東映アニメーションとの提携を発表し、初のドラゴンボール製品「ドラゴンボール 神龍&孫悟空」を公開した。製品番号は11390、ピース数は1764で、対象年齢は18歳以上。日本のレゴ公式サイトでは価格を2万3980円、発売予定日を11月4日としている。レゴグループは2027年にもドラゴンボール製品を展開する方針だ。
サンリオとの提携によって、レゴはポケモン、ドラゴンボール、ハローキティという日本発のキャラクターを製品群に迎える。各作品には子どもの頃から親しんできた大人のファンもいる。サンリオ製品の具体的な対象年齢や組み立て方は、今後の発表で明らかになる。
■大人にも広がる組み立て玩具市場
レゴグループが発表した2025年の売上高は、前年比12%増の835億デンマーク・クローネで過去最高だった。消費者向け販売額は16%増加した。同社は大人向けの展示用セットも扱っており、ドラゴンボールの神龍と孫悟空のセットはその一例だ。
市場調査会社Circanaによると、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの5カ国では、12歳以上に向けて購入された玩具・ゲームの販売額が、市場全体に占める割合は2019年の23.4%から2022年の28%に上昇した。大人も含む幅広い年齢層が玩具を買う市場動向を示す数字である。
製品の対象層はシリーズごとに異なる。レゴのポケモン製品には子ども向けと大人向けの両方があり、ドラゴンボールの第1弾は大人向けだ。レゴとサンリオが予告する「幅広い」製品の内訳が、今後の注目点となる。
■ファンの提案と今後の展開
レゴ公式のファン投稿制度「LEGO Ideas」には、イバン・ゲレロ氏による「Hello Kitty and Friends - 50 Years」が投稿されていた。「123 セサミストリート」のファンデザイナーでもある同氏は、ハローキティのカフェ、けろけろけろっぴのミニマート、マイメロディのギフトショップ、バッドばつ丸のゲームセンターを提案に盛り込んだ。
提案にはハローキティ、クロミ、マイメロディなど6体のミニフィギュアも含まれ、2024年1月に1万人の支持を集めた。レゴによる製品化審査では採用されなかった。LEGO Ideasでは支持者数に加え、商品との適合性やライセンスの可能性、製造面などを審査する。
一方、サンリオはハローキティを題材にしたハリウッド映画の世界公開日を2028年7月21日と発表している。ニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・アニメーションによる作品で、レオ・マツダ氏が監督、ダナ・フォックス氏が脚本を担当するとRotten Tomatoesは報じた。レゴ製品と映画は、ハローキティの世界が異なる形で広がる動きとして注目される。
元記事: LEGO Lands Hello Kitty, Completing Japanese IP Trifecta With Pokémon and Dragon Ball
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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