小野薬品工業、米バイオ企業と自己免疫疾患の新薬候補で独占契約、一時金8000万ドル
■バセドウ病向け第3相試験中の「BHV-1300」など3品目、日本・アジアで開発販売へ
小野薬品工業<4528>(東証プライム)は10月8日、米バイオ医薬品企業Biohaven(バイオヘイブン)と、免疫グロブリンG(IgG)分解薬の新薬候補3品目について、日本、韓国、台湾、ASEAN諸国で独占的に開発・商業化するライセンス契約を締結したと発表した。契約一時金は8000万米ドルで、開発の進捗に応じて2000万米ドルを追加で支払う。
対象は「BHV-1300」「BHV-1310」「BHV-1320」。バイオヘイブンの創薬基盤「MoDE」から生まれた低分子薬で、体内のタンパク質分解機構を利用し、自己免疫疾患の原因となる自己抗体のうちIgG1、IgG2、IgG4を選択的に除去することを目指す。最も開発が進む「BHV-1300」はバセドウ病を対象に国際共同第3相臨床試験を実施中で、自己投与可能なオートインジェクター製剤として開発されている。
契約に基づき、小野薬品工業は対象地域で臨床試験を実施し、製造販売承認の取得を担う。承認後は販売も手がけ、売上高に応じ約20%のロイヤルティをバイオヘイブンに支払う。今回の契約は、重点分野とする免疫・炎症疾患の開発後期パイプラインを強化するものとなる。
バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン受容体に対する自己抗体が関与する甲状腺機能亢進症の代表的な疾患。既存の薬物療法や放射性ヨウ素内用療法、外科手術と異なり、原因となる自己抗体を標的とする治療薬の開発が進む。小野薬品工業は今回の契約による2027年3月期連結業績への影響を軽微としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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