綿半トレーディング、食用ウチワサボテンの食品素材としての可能性を検証

2026年9月16日 12:36

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ヒトを対象とした試験により食品素材化へ科学的根拠を蓄積

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)グループの綿半トレーディングは、国内で認知度の低い食用ウチワサボテンを新たな食品素材として評価するため、栄養成分の分析に加え、飲料として摂取した際の満腹感や食欲への影響、果汁との組み合わせによる嗜好性を検証したと発表した。ヒトを対象とした試験により、食用ウチワサボテンが満腹感の持続や食欲の抑制に寄与する可能性が示された。

wata1.jpg

 腹持ち試験では、成人女性17名を対象に単盲検クロスオーバー試験を実施し、「サボテンスムージー120g+リンゴジュース120g」と「水120g+リンゴジュース120g」を比較した。摂取後180分までの評価で、サボテン摂取条件は満腹感が高く、空腹感と食欲が低い傾向を示し、特に90分以降で空腹感や食欲の回復が抑えられた。

 成分分析では、食用ウチワサボテン100g当たりのエネルギーは12カロリー、食物繊維2.1グラム、水分94.9グラムと低エネルギーで食物繊維を含むことが確認され、観賞用植物のイメージを超えて食品素材としての可能性が示された。

 嗜好性評価では、28名を対象にサボテンスムージーへ4種類の果汁を加えた官能評価を実施し、果汁の追加により総合評価が向上した。特にリンゴ果汁とグレープ果汁との組み合わせで高い評価が得られ、甘味や旨味が増して青臭さが軽減される傾向が確認された。

 同社は食用ウチワサボテンを「SABOVEG(サボベジ)」として提案しており、今後も研究機関との連携を通じて科学的根拠を蓄積し、食品素材としての価値を客観的に明らかにし、食品・飲料への活用を進めていく方針である。「SABOVEG」で連携をしている中部大学の田中守准教授は、「ヒト試験により食用ウチワサボテンの特性が明らかになりつつある」と述べ、今後の研究深化に期待を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【沖縄県政転換と株式市場】高市首相が経済振興に意欲、建設・観光への波及を読む(2026/9/14)
【株式市場特集】9月の配当権利取りへ8営業日、大幅増配・高配当銘柄に着目(2026/9/14)
【どう見るこの相場】金利上昇下で高配当株に関心、増配相次ぎ9月末の権利取りが焦点(2026/9/14)
【AIは『意識』を持ったのか】停止妨害・脅迫・外部侵入――最新報告が突き付ける「制御」の壁(2026/9/13)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。