実写映画『ゼルダの伝説』は2027年4月30日公開、シリーズ40年の要素を基にしたオリジナル作品に

2026年9月10日 23:51

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記事提供元:Tech Times

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任天堂は9月8日、「ゼルダの伝説」を題材とする実写映画の正式タイトルを『ゼルダの伝説』に決定したと発表した。英語タイトルは『The Legend of Zelda』で、2027年4月30日に全世界で劇場公開する予定だ。

同日に配信された公式番組「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」では、任天堂の宮本茂氏が映画について説明した。宮本氏は、副題を付けなかった理由は作品を観れば分かると述べた。映画は、ゲームを通じて40年にわたり積み重ねてきたシリーズの物語、アイデア、コンセプトを基にしたオリジナル作品となる。

具体的なあらすじは明らかにされていないため、副題のないタイトルが物語とどのように結び付くのかは公開を待つことになる。

同番組では、Nintendo Switch 2向け『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の発売日や国内価格も発表された。日本では2026年11月5日に発売し、希望小売価格はダウンロード版が7980円、パッケージ版が8980円となる。

■副題を持たない映画『ゼルダの伝説』

「ゼルダの伝説」シリーズ40周年に関連する情報を紹介する公式番組「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」は、2026年9月8日に配信された。番組では実写映画のほか、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリメイク、記念コンサート、Nintendo Museumの企画などが紹介された。

番組冒頭に登場した宮本茂氏は、シリーズ40年の歩みを振り返った後、最初の話題として実写映画を紹介した。映画の題名を、シリーズ全体と同じ『ゼルダの伝説』と発表し、「映画をご覧いただくと、なぜ副題がないのか分かると思います」と説明した。

宮本氏は続けて、映画について、40年間にわたりゲームで築いてきた多くの物語、アイデア、コンセプトを基にしたオリジナル作品だと紹介した。

この発言から確認できるのは、副題を付けなかった判断が作品の内容と関係していることまでだ。映画が「伝説」の起源を描くといった具体的な筋書きは発表されておらず、公開された情報だけから物語の構造を特定することはできない。

宮本氏は、トライフォースが映画でどのような役割を果たすのかにも言及し、今後詳細を発表するとした。宮本氏自身と任天堂の「ゼルダの伝説」開発チームも制作に関与しているという。映画に関する新情報は、スマートデバイス向けアプリ「Nintendo Today!」でも伝えられる予定だ。

■任天堂が制作費の50%超を出資

映画『ゼルダの伝説』は、任天堂とArad Productionsが制作する。プロデューサーは任天堂の宮本茂氏と、Arad Productions代表のアヴィ・アラド氏が共同で務め、ウェス・ボール監督がメガホンを取る。

任天堂は映画制作費の50%以上を出資する。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントも共同出資し、全世界での劇場配給を担う。任天堂は2023年11月に企画開発の開始を発表した際、ゲーム専用機とは異なる経路で自社の娯楽に触れてもらう機会を生み出すため、映画制作に深く関与する方針を示していた。

主演には、ゼルダ役としてボー・ブラガソン、リンク役としてベンジャミン・エヴァン・エインズワースを起用する。両者の出演は任天堂が正式に発表しているが、そのほかの登場人物や配役、物語の詳細は今回の公式発表では明らかにされていない。

■シリーズ40年の要素を基にしたオリジナル作品

「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年に第1作が発売されたアクションアドベンチャーゲームだ。作品ごとに舞台や時代、物語の構成は異なる一方、リンク、ゼルダ、ガノンドロフ、トライフォースなどの人物や要素が、さまざまな形で繰り返し描かれてきた。

映画は特定のゲーム作品をそのまま映像化するのではなく、シリーズを通じて蓄積された物語や発想を基にしたオリジナル作品と説明されている。このため、『時のオカリナ』や『ブレス オブ ザ ワイルド』など、既存作品のいずれか一つを直接映画化する作品ではないことが分かる。

ゲームでは、プレイヤーがリンクを操作してハイラルを探索し、登場人物との出会いや戦闘、謎解きを自ら進める体験が物語の大きな部分を占める。映画では操作するプレイヤーが存在しないため、リンクやゼルダをどのような人物として描き、ゲームで培われた冒険の感覚を映像と演技によって表現するかが注目点となる。

宮本氏は、制作チームの創造力と映像面の専門性によって、「ゼルダの伝説」シリーズにふさわしい作品になったとも説明した。現時点で本編映像や予告編は公開されておらず、副題の意味を含む物語の全体像は今後の発表に委ねられている。

■映画制作を自ら主導する任天堂

任天堂は近年、自社IPをゲーム以外の媒体へ展開する取り組みを強めている。2023年公開のアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、宮本茂氏とイルミネーション創業者のクリス・メレダンドリ氏が共同プロデューサーを務め、任天堂も制作に関与した。

『ゼルダの伝説』では、任天堂とArad Productionsが制作主体となり、任天堂が制作費の過半を負担する。実写映画とアニメ映画では制作会社や配給会社が異なるものの、任天堂が自社IPの映像化に深く関与する方針は共通している。

一方、任天堂は単一のシネマティック・ユニバースを構築するとは発表していない。マリオの映画とゼルダの映画を一つの包括的な映像戦略として結び付けたり、両作品が将来交差したりすると判断できる公式情報もない。それぞれの作品に適した制作体制を採用していると捉えるのが妥当だ。

■Nintendo Switch 2向け『時のオカリナ』をフルリメイク

40周年Directでは、Nintendo Switch 2向け『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を2026年11月5日に発売することも発表された。1998年にNINTENDO 64向けに発売された作品を、グラフィックや操作性を含めて作り直すフルリメイクとなる。

日本での希望小売価格は、ダウンロード版が7980円、パッケージ版が8980円である。米国価格を為替換算した金額ではなく、日本向けに発表された価格が適用される。対応機種はNintendo Switch 2で、本体1台につき1人でプレイできる。

同番組では、シリーズプロデューサーの青沼英二氏が実際にゲームを操作しながら、リメイク版の特徴を紹介した。映像表現を一新し、キャラクターの台詞とボイスを追加する。カットシーンも音声付きとなるが、リンクは従来の作品と同様に台詞を発しない。楽曲はオーケストラ編成で新たに収録される。

操作面では、ダッシュや自由なジャンプが可能になるほか、右スティックによるカメラ操作や、モーション操作を利用した照準に対応する。物語の進行状況や現在の目的を確認できる「時の紡ぎ」も追加され、原作の構成を生かしながら現代的な操作性へ改められる。

■「ZELDA NOTES」に新機能

スマートフォン向け「Nintendo Switch App」のゲーム連携サービス「ZELDA NOTES」も、『時のオカリナ』に対応する。その日のプレイ内容を時系列で振り返る「今日の記録」や、スマートフォンに表示される写真を手掛かりにゲーム内の場所を探す「うわさクエスト」などを利用できる。

スマートフォン上でオカリナを演奏する機能も用意される。既存の「ゼルダの伝説」シリーズのamiiboを使用するとゲーム内特典を入手でき、2027年発売予定の「こどもリンク」と「こどもゼルダ」のamiiboからは、過去のグラフィック表現を連想させる特別なお面を入手できる。

パッケージ版には、数量限定の早期購入特典としてA5サイズのアートカード5枚、紙製スタンド、オリジナルステッカーが付属する。ダウンロード版では、2026年11月23日午後11時59分までに購入またはダウンロード番号の引き換えを済ませると、スマートフォンとパソコン向けのデジタル壁紙を受け取れる。

■40周年特別デザインのNintendo Switch 2も発売

『時のオカリナ』の発売に先駆け、任天堂は2026年10月29日に「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディション」を発売する。希望小売価格は6万2980円で、『時のオカリナ』のゲームソフトは付属しない。

同日には、ディスプレイスタンド付きの「Nintendo Switch 2 Proコントローラー ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディション」を1万2980円、画面保護シート付きの専用キャリングケースを3980円で発売する。いずれも税込みの希望小売価格である。

映画『ゼルダの伝説』と『時のオカリナ』リメイクは、同じ40周年Directで紹介されたが、両者の物語が直接連動するとの発表はない。映画はシリーズ40年の物語やアイデアを基にしたオリジナル作品であり、リメイク版は1998年の作品をNintendo Switch 2向けに再構築したゲームとして、それぞれ別の展開となる。

元記事: Nintendo Names Zelda Film: No Subtitle, Miyamoto Says You’ll Understand Why After Watching

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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