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Google Playで競合アプリストアを見つけにくいUI、米裁判所が是正求める

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米連邦地裁のジェームズ・ドナート判事は2026年8月13日、Epic GamesとGoogleの独占禁止法訴訟に関する審問で、米国向けGoogle Playにおけるサードパーティ製アプリストアの検索結果とインストール導線を修正するようGoogleに指示した。期限は8月20日で、Google側は審問で修正に同意した。
問題となったのは、競合ストアがGoogle Play内で配信されるようになった一方、通常の検索では見つけにくく、インストールまでに一般的なアプリにはない操作が加えられていた点だ。ドナート判事は、こうした設計を競争を妨げる不必要な「反競争的な摩擦」と位置付けた。
■法廷で示された3つの問題
第1の問題は検索結果である。Epic側の弁護士ヨナタン・エベン氏がGoogle Playで「store for apps」と検索したところ、サードパーティ製アプリストアではなく、実店舗を展開する小売企業のウォルマートなどが表示された。
ドナート判事は、この検索語だけでなく、表現が完全には一致しない類似の検索語でも適切な結果を表示するよう求めた。「70%程度でも適切に表現された」検索であれば、関連するアプリストアへ到達できるようにする趣旨である。Google側は対応に同意した。
第2の問題はインストール時の操作だ。サードパーティ製アプリストアのページでは、最初に「View」を押さなければ「Install」が表示されない設計となっていた。Apple Musicなど通常のアプリでは、最初からインストールボタンが表示される。
ドナート判事は、サードパーティ製アプリストアについても最初の操作を「Install」に変更するよう指示し、Google側も受け入れた。
第3の問題は検索結果から専用ページへの誘導方法である。「app store」や、Google Playで配信が始まった「Aptoide Games」を検索しても、通常のアプリ一覧は表示されず、「探しているのはこちらですか」と尋ねるバナーを経由してサードパーティストア専用ページへ移動する必要があった。
Google側は、通常のアプリより広い権限を扱うアプリストアについて、追加の情報を提示するための画面だと説明した。しかし、専用ページにもセキュリティに関する案内があることから、ドナート判事は重複する中間画面に実務上の目的はないとして、その撤去を求めた。
■Google Playで始まった競合ストアの配信
Googleは7月22日、米国で「Third-party App Store on Play Program」を開始した。この制度では、一定の要件を満たしたサードパーティ製Androidアプリストアが、米国のユーザー向けにGoogle Playを通じて配信される。
8月10日には、ゲームに特化した「Aptoide Games」がこの制度で配信を承認された最初の競合ストアとなった。今回の審問は、競合ストアをGoogle Play内で配信するという制度上の対応だけでなく、一般の利用者が実際に見つけてインストールできる状態になっているかを確認するものだった。
Google Play内に競合ストアの専用ページが用意されていても、検索結果に関連性の低い小売店が表示されたり、通常のアプリより多くの操作を求められたりすれば、利用者が競合ストアへ到達する可能性は低くなる。今回の指示は、ストアを掲載するだけでなく、その発見と導入の経路も実際に利用できるものにするよう求めた形だ。
■検索とインストールの設計も独禁法上の検証対象に
Epic GamesとGoogleの訴訟では、2023年12月、陪審がAndroidアプリ配信とアプリ内課金をめぐるEpic側の独占禁止法上の主張を認めた。ドナート判事は2024年10月、Googleに対し、競合ストアのGoogle Play内での配信や、Google Playのアプリカタログへのアクセスを一定期間認めることなどを命じる恒久的差止命令を出した。
第9連邦巡回区控訴裁判所は2025年7月、陪審評決と恒久的差止命令を支持した。その後は、Googleが命令をどのような仕組みで履行するかが焦点となっている。
8月13日の審問で扱われたのは、競合ストアを受け入れる制度そのものではなく、Google Playの検索結果、ボタンの配置、中間画面といった具体的なユーザーインターフェースである。検索やインストールの設計が競合サービスの発見と利用を左右する以上、こうしたUX上の選択も差止命令の履行状況を判断する要素になることが示された。
インターフェース上の誘導や余分な操作が消費者の選択に与える影響は、「ダークパターン」をめぐる法学研究でも論じられてきた。今回の審問は、個々のデザインを一般的に違法と判断したものではなく、既存の差止命令の下で、競合ストアへの到達を妨げる目的の不明確な摩擦を是正対象にした点に特徴がある。
■8月20日以降に変わる可能性があること
Googleが期限までに対応すれば、米国のGoogle Playで「store for apps」「app store」「Aptoide」などと検索した際、関連するサードパーティ製アプリストアへ通常の検索結果から到達しやすくなる見込みだ。
競合ストアをインストールする際も、「View」を経由せず、一般的なアプリと同様に「Install」を最初の操作として選べるようになる。検索結果から専用ページへ移動する前に表示されていた追加のバナーも、撤去が求められている。
今回の対応は米国向けGoogle Playのサードパーティストア制度に関するものであり、日本で同じ仕組みや検索結果が提供されることを示すものではない。日本向けの提供時期や利用条件は確認されていない。
■注目ポイントQ&A
●ドナート判事はGoogleに何を修正するよう求めましたか?
主に3点です。「store for apps」などの類似表現を含む検索で関連するアプリストアを表示すること、インストール画面で「View」ではなく「Install」を最初の操作にすること、「app store」や「Aptoide」を検索した際に追加の中間バナーを経由させないことです。
●修正期限はいつですか?
2026年8月20日です。Google側は8月13日の審問で、指摘された修正への対応に同意しました。
●なぜ検索結果やボタンの配置が独占禁止法上の問題になるのですか?
競合ストアの掲載が認められていても、検索で見つからなかったり、一般的なアプリにはない操作が追加されたりすれば、利用者が競合サービスを選ぶ機会が狭められるためです。今回の審問では、既存の差止命令を実効的に履行しているかという観点から、具体的な検索・インストール導線が検証されました。
●8月20日以降は必ず検索で表示されますか?
Googleが審問で合意した修正を期限までに反映すれば、関連する検索語から競合ストアへ到達しやすくなる見込みです。実際の検索結果や画面がどのように変更されたかは、対応後に確認する必要があります。
元記事: Google Buried Rival App Stores in Play Store Search: Judge Gives Week to Fix
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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