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マイクロソフト、個人・法人向け「Copilot」アプリを統合―個人向けDeep Researchなど終了

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マイクロソフトは、個人向けと法人・学校向けのアカウントを同じCopilotアプリから利用できるようにするアップデートを開始した。これに伴い、個人向けCopilotでは8月18日からDeep ResearchやGroup Chatなどの機能が順次終了する。Copilot Podcastsや他の参加者が共有したメディアを残したいユーザーは、自身のアカウントが更新される前にダウンロードしておく必要がある。
■統合アプリへの移行と一般ユーザーへの影響
新しいCopilotアプリでは、個人のMicrosoftアカウントと職場・学校のアカウントの両方でサインインでき、アカウントを切り替えて利用できる。個人用と業務用の環境は引き続き分離され、一方のアカウントに入力したデータが他方へ流れることはない。組織に適用されているセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、管理上の制御も維持される。
個人向けCopilotのチャット履歴、画像、Copilotで作成したその他のコンテンツの大部分は、新しいアプリへ移行する。従来のスタンドアロン版Copilotで共有または生成したファイルはOneDriveに移され、追加容量が必要な場合はMicrosoft 365サブスクリプションを利用できる。
モバイル版Copilotのユーザーは、利用を継続するために更新版アプリのダウンロードまたはアップデートが必要になる場合がある。更新時期はアカウントや端末によって異なり、すべてのユーザーが同じ日に新しい環境へ移行するわけではない。
法人・学校向けアカウントでMicrosoft 365 Copilotアプリを使用している場合は、アプリの名称やアイコン、ナビゲーションなどが更新される一方、Copilotの基本的な利用環境に対する変更は限定的となる。
■アカウント更新前に保存すべきコンテンツ
個人向けCopilotでは、複数の機能が新しいアプリへの移行にあわせて終了する。機能によってデータの扱いが異なるため、必要なコンテンツを事前に確認しておきたい。
Copilot Podcastsは8月18日に終了し、それ以降は新しいポッドキャストを作成できず、過去に作成した音声にもアクセスできなくなる。保存したいポッドキャストは、ウェブ版Copilotのポッドキャストライブラリから、メニューにあるダウンロード機能を使って個別に保存する必要がある。共有済みのポッドキャストへのリンクも終了後は利用できない。
Group Chatは、8月18日から始まるアカウント更新にあわせて段階的に終了する。更新後はGroup Chatを新たに開始したり、参加したり、会話を継続したりできなくなる。
既存のGroup ChatはCopilotとの1対1のチャットとして移行され、自分が投稿したメッセージ、プロンプト、成果物は引き続き利用できる。一方、他の参加者が投稿したメッセージや画像などのメディア、成果物にはアクセスできなくなる。残したい共有メディアがある場合は、アカウントが更新される前にダウンロードしておく必要がある。
Deep Researchは、個人向けCopilotで8月18日から終了する。保存済みのDeep Researchレポートがこの変更に伴って削除されることはなく、Microsoft 365 PersonalおよびFamilyのユーザーは過去のレポートをチャット履歴から確認できる。重要なレポートはMicrosoft Wordで開いて保存することも可能だ。
■Deep Research終了後は「Researcher」を提供
Deep Researchは、複雑な質問についてウェブ上の情報を調べ、出典を付けた構造化レポートを生成する機能である。8月18日以降、個人向けCopilotではDeep Researchを利用できなくなる。
後継となる詳細リサーチ機能は「Researcher」で、個人ユーザー向けにはMicrosoft 365 Premiumの契約者が利用できる。Deep ResearchとResearcherは別の機能だが、いずれも詳細なレポートや分析を作成する用途に対応している。
日本におけるMicrosoft 365 Premiumの公式価格は月額3,200円または年額3万2,000円で、最大6TBのクラウドストレージやMicrosoft 365アプリ、Premium限定のCopilot機能などを含む。AI機能を利用できるのはサブスクリプション所有者で、利用上限も適用される。
Microsoft 365 PersonalとFamilyにはResearcherが含まれない。ただし、これらの契約がDeep Researchの終了によって無効になるわけではなく、それぞれのプランに含まれるMicrosoft 365のアプリやその他の特典は引き続き利用できる。
■無料版Copilotのチャットは継続
Copilotアプリそのものや基本的なチャット機能が有料化されるわけではない。無料ユーザーも、利用可能な処理容量と上限の範囲内で、Copilotとのチャット、画像の作成、ファイルのアップロードなどを引き続き利用できる。
上限に達した場合は、有料プランへアップグレードするか、時間を置いてから再び利用することになる。Microsoft 365の契約者には、無料ユーザーより高い利用上限や高度なAI機能が提供される。
今回の変更で無料版から直接失われる主要機能はDeep Researchであり、詳細な調査レポートを新たに作成し続けるにはMicrosoft 365 PremiumのResearcherなどを利用する必要がある。
■MicoはLearn Liveへ移行
Copilot Voiceに表示されるアニメーションキャラクター「Mico」も、アカウント更新後は通常の音声会話画面に登場しなくなる。ただし、Copilot Voice自体は終了せず、引き続き音声でCopilotと対話できる。
Micoは完全に廃止されるのではなく、AIを使った学習体験「Learn Live」へ移行する。過去の音声会話はCopilotのチャット履歴に保存され、新しい環境にも移行する。一方、Micoの色や外観など、Mico固有の設定は引き継がれない。
■Copilot Labsも終了
実験的なAI機能を提供してきたCopilot Labsも、各アカウントが新しいCopilot環境へ移行する際に終了する。Labs内の実験機能で生成した3D素材や音声クリップなどは、新しい環境へ引き継がれない場合がある。
残したいコンテンツがあるユーザーは、アカウントの更新前に端末へ保存またはダウンロードしておく必要がある。今後の早期アクセス機能やプレビュー版は、Frontier in CopilotやMAI Playgroundなど、別のプログラムを通じて提供される可能性がある。
■法人アカウントと個人アカウントは分離を維持
個人のMicrosoftアカウントと職場・学校アカウントの両方を持つユーザーは、Copilotアプリ内のアカウント切り替え機能を利用できる。両方のアカウントで同じアプリを使っても、チャット、コンテンツ、データはアカウントの種類ごとに分離される。
業務用アカウントでCopilotを使用する場合は、所属組織のテナント制御やコンプライアンス保護が引き続き適用される。統合アプリは個人データと業務データをまとめて扱う仕組みではなく、それぞれの環境への共通の入り口として機能する。
■今後のCopilot統合構想
サティア・ナデラCEOは2026年度第4四半期の決算説明会で、Copilotのチャット、Cowork、Autopilots、コード関連の体験を統合する「スーパーアプリ」構想に言及した。今回のアプリ更新は個人用と業務用のアカウントを同じアプリから利用できるようにするものだが、スーパーアプリ構想の全機能が現時点で提供されることを意味するものではない。
Microsoft 365 Copilotの有料シート数は、2026年度第4四半期までに3,000万を超えた。マイクロソフトは、用途ごとに分かれていたCopilotの体験を整理し、チャットから複数工程の作業や継続的に動作するエージェントまでを、より統合された形で提供する方針を示している。
■注目ポイントQ&A
●8月18日に終了するCopilotの機能は何ですか?
個人向けCopilotでは、Deep ResearchとCopilot Podcastsが8月18日から終了します。Group Chatは8月18日から始まるアカウント更新にあわせて段階的に終了します。Copilot LabsやCopilot Voice内のMicoも、新しい環境への移行に伴って現在の形での提供を終えます。
●Group Chatの履歴はすべて削除されますか?
いいえ。自分が投稿したメッセージ、プロンプト、成果物は、Copilotとの1対1のチャットとして移行されます。ただし、他の参加者が投稿したメッセージや画像などにはアクセスできなくなるため、必要な共有メディアはアカウント更新前に保存してください。
●Deep Researchの既存レポートは削除されますか?
削除されません。Microsoft 365 PersonalおよびFamilyのユーザーはチャット履歴から引き続き確認できます。重要なレポートはMicrosoft Wordで開いて保存することもできます。
●Deep Researchの後継機能は何ですか?
詳細な調査レポートを作成する「Researcher」が提供されます。個人ユーザーが利用するにはMicrosoft 365 Premiumが必要です。日本国内の公式価格は月額3,200円または年額3万2,000円です。
●Copilot Podcastsの音声はどのように保存すればよいですか?
ウェブ版Copilotのポッドキャストライブラリを開き、各ポッドキャストのメニューから個別にダウンロードします。8月18日の終了後は、過去に作成したポッドキャストや共有リンクにもアクセスできなくなります。
●無料版Copilotは引き続き利用できますか?
はい。利用可能な処理容量と上限の範囲内で、チャット、画像作成、ファイルのアップロードなどを無料で利用できます。ただし、Deep Researchは終了し、無料ユーザーが新しい詳細リサーチレポートを作成する機能は提供されなくなります。
元記事: Microsoft Copilot Rollout Starts: Free Deep Research Retired in Four Days
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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