14年ぶり営業利益最高更新、粧美堂の状況を覗く

2026年4月7日 17:00

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 粧美堂(7819、東証スタンダード)。手元の会社四季報は業績欄の見出しを【増益続く】としている。まずは確認。

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 コロナ禍で2021年9月期こそ減収営業減益も次期から前25年9月期まで、「2.0%増収、219.2%増益」-「22.3%増収、78.8%増益」-「18.3%増収、36.9%増益」-「2.3%増収、16.2%増益」-「5.7%増益」。今26年9月期は「11.5%増収(59億2800万円)、96・5%増益(6億8300万円)」計画。25年9月期は期初予想を上回る着地、14年ぶりに過去最高営業利益。記した期間の配当は10円が30円配に上積みされている。

 前25年9月期は決算資料で、こう発信している。

 「原材料価格、人件費、物流費、金利上昇に伴う金融費など引き続き経営環境は容易ではなかった。が、近年推進してきた商品戦略を継続してきた結果利益率が大幅に改善。具体的にはNBビジネスでは“粧美堂と言えば”を象徴するカテゴリーに注力し自社企画商品の総合的な商品力強化。PB事業では新たな生産拠点の開拓で、物作りのパートナーとしての地位強化。消費者からの支持率が高まり、商品単価/利益率の向上につながった。結果14年ぶりに過去最高益を更新した」と、強気そのもの。

 粧美堂の事業は、自社ブランドとして/OEM提供で「メイクアップグッズ&キャラクター商品、コンタクト関連商品」を取り扱う総合企画メーカー。マーケティングから企画・デザイン・開発・販売・物流までを一気通貫で担う。製造はファブレス。販売は太いパイプを有する、バラエティストア・ドラッグストア・ディスカウントストア・均一ショップなどを整備。

 特徴、強みは「ライセンサー25社(知的所有粧美堂権使用を認めた)」「許諾IP(ライセンサーから知的所有の活用が認められた)80以上」にあると言える。

 今年1月6日付けでフィスコは、こうレポートしている。「問屋的ビジネスからメーカー的ビジネスへ転換し収益力向上を図るため、2019年から経営基盤の改革に取り組んでいる。ニッチ分野No1メーカーの集合体の戦略を推進。22年9月期~26年9月期を発展期と位置づけ、NB商品中心に商品力で売上総利益率改善と取り組んでいる」。

 本稿作成中の株価は1100円台前半。予想税引き後配当利回り2.1%強。昨年4月7日の480円から買い直され、今年3月11日に年初来高値1338円をつけた後の押し目横這い場面。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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