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マブチモーター、日本パルスモーターを約66億円で子会社化、モーション制御強化へ
■医療・産業・モビリティの3領域で事業拡大へ
マブチモーター<6592>(東証プライム)は10月23日、精密小型モーターおよびモーションコントロール製品メーカーである日本パルスモーターの全株式を取得し、完全子会社化する契約を締結したと発表した。取得価額は約66億円で、2026年1月上旬に譲渡実行を予定している。今回の子会社化により、同社が掲げる「経営計画2030」および事業コンセプト「e-MOTO」の実現を加速し、3つのM領域(モビリティ・マシーナリー・メディカル)での事業拡大を狙う。
日本パルスモーターは1952年創立で、本社を東京都文京区に置く。精密小型モーターやモータードライバー、コントローラーなどを製造販売し、医療機器、半導体、産業機械、防衛、宇宙分野など高精度が求められる領域に多様なモーションコントロール技術を提供している。国内外14拠点の生産・販売体制を持ち、グローバル市場に対応できる技術・供給力を備えることが強みである。2025年4月期の売上高は単体で50億円、グループ合算で約147億円を計上している。
マブチモーターは今回の買収を通じ、日本パルスモーターの高度な制御技術や産業用ネットワークの知見を取り込み、モーションコントロール事業を強化する方針である。医療機器や産業機械など高付加価値分野への展開を進めることで、顧客へのソリューション提案力を高め、グローバル市場での競争力を一層向上させる。同社は今後もM&Aや提携を活用し、「動き=モーション」の総合ソリューション企業として事業領域を広げる考えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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