芝浦機械、独LWB社を子会社化、射出成形機事業の欧州展開を強化

2025年10月7日 08:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■欧州市場での販売・サービス体制を拡充、新社名は「SHIBAURA MACHINE LWB」

 芝浦機械<6104>(東証プライム)は10月6日8時45分、ドイツの産業用機械メーカーLWB Steinl GmbHの発行済株式総数の80%を取得し、子会社化する最終契約を締結したと発表した。取得は同社の100%子会社SHIBAURA MACHINE EMEA GmbHを通じて行われ、株式譲渡の実行は11月下旬から12月中旬を予定している。なお、残る20%は現代表のPeter Steinl氏が引き続き保有し、3年後をめどに完全子会社化する計画である。

 同社は中期経営計画「中計2026」に基づき、事業ポートフォリオの変革と欧州市場の拡大を重要施策として掲げている。2025年5月にはドイツに子会社を設立し、射出成形機を中心に販売拡大とM&A検討を進めてきた。今回の子会社化により、既存のイタリア拠点と合わせて欧州での生産・販売・サービス体制を強化し、グループとしての事業基盤を拡充する狙いがある。新社名は「SHIBAURA MACHINE LWB GmbH」となる予定だ。

 LWB Steinl GmbHは1962年創業で、ゴム加工用モジュラー式射出成形機に強みを持ち、欧州市場で高いブランド力を有する。売上高は約4000万ユーロ。芝浦機械グループは同社の技術力とブランドを活用し、欧州における射出成形機事業の拡大を加速させるとともに、インド工場など既存のグローバル拠点を活用して製品コスト削減とアジア市場への拡販を図る方針である。業績への影響は現在精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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