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【株式市場】日経平均は336円高、後場はダレ模様だが5日続伸し年初来の高値を更新
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は4万487円39銭(336円60銭高)、TOPIXは2852.84ポイント(12.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は20億7615万株
6月30日(月)後場の東京株式市場は、米国が意外と近い時期に利下げを行う可能性があるようで米金利低下によるドル安・円高のシナリオが想起され、前場上げた半導体関連株が次第に値を消したほか、堅調だった重工株も小安くなるなどで全体に買い一服模様となった。一方、味の素<2802>(東証プライム)や明治HD<2269>(東証プライム)は一段と上げ、キユーピー<2809>(東証プライム)やハウス食品G本社<2810>(東証プライム)も一段高。東京電力HD<9501>(東証プライム)も猛暑による電力需要増や原発再稼働への期待などで高い。日経平均はやや値を消して始まり、13時頃から徐々にダレ模様となったが大引けも上げ幅が300円台を保ち5日続伸。終値でも年初来の高値を更新し、2024年7月17日以来の高値に進んだ。
後場は、ナガイレーベン<7447>(東証プライム)が一段と強含んで売買され創業110周年の記念配当を好感。ゼンショーHD<7550>(東証プライム)は中盤から一段水準を上げて推移し向こう3年で海外3000店出店へとの報道など材料視。ANAP HD<3189>(東証スタンダード)は反発しビットコイン相場の出直りなど材料視。東京通信<7359>(東証グロース)はストップ高となりビットコイン購入など材料視。
6月30日に新規上場となったレント<372A>(東証スタンダード)は取引開始から1時間近く経った午前10時前に5730円(公開価格4330円の32%高)で初値をつけ、その後5950円(同37%高)まで上げる場面を見せたが前引けは5480円。後場は売買錯綜となり大引けは5340円だった。
同じくリップス<373A>(東証グロース)は取引開始後に3200円(公開価格3130円の70円高)で初値をつけ、その後3270円まで上げたが前引けは2925円となり、後場は一段ジリ貧で終値は2843円だった。
東証プライム市場の出来高概算は後場増加して20億7615万株(前引けは8億5822万株)、売買代金は5兆6107憶円(同2兆4374億円)。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は893(前引けは1288)銘柄、値下がり銘柄数は654(同275)銘柄。
東証33業種別指数は28業種(前引けは輸送用機器、海運を除く31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、情報通信、鉱業、その他製品、パルプ紙、医薬品、建設、その他金融、精密機器、食品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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