【株式市場】日経平均は29円安、日銀は緩和維持だが後場急速に値を消し3日ぶり反落

2024年1月23日 15:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万6517円57銭(29円38銭安)、TOPIXは2542.07ポイント(2.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億4569万株

 1月23日(火)後場の東京株式市場は、正午頃に日銀は現行の大規模緩和を維持と伝えられたが、三菱UFJ・FG<8306>(東証プライム)が一段強含んで始まるなどで、市場参加者は先々の金利高をみて後場に臨んだ様子となった。前場に最高値を更新したトヨタ<7203>(東証プライム)やアドバンテ<6857>(東証プライム)は一段小高く始まった直後に値を消し始め、ソニーG<6758>(東証プライム)は前日比マイナス圏に沈下した。日経平均は取引開始直後に一段上げて437円56銭高(3万6984円51銭)をつけたが、急速に値を消して13時前に110円88銭安(3万6436円07銭)まで下げ、あとは一進一退のまま大引けは小反落。3日ぶりに下げて終った。TOPIXも3日ぶりに小反落となった。

 後場は、サッポロHD<2501>(東証プライム)が一段と上げアジア系投資ファンドの動向への思惑再燃。ニトリHD<9843>(東証プライム)は中盤から一段高となり円相場の下げ渋りや配送最適化への取組など材料の様子。SANEI<6230>(東証スタンダード)は中期計画の増額修正など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。両毛システムズ<9691>(東証スタンダード)は13時に発表した四半期決算が材料視され急動意の一段高。ジャパニアス<9558>(東証グロース)も中期計画が好感されて一段高。Arent<5254>(東証グロース)は寄り後に一段高の後も上げ幅を保ち12月締めの四半期決算に期待。

 東証プライム市場の出来高概算は16億4569万株(前引けは7億7654万株)、売買代金は4兆9562億円(同2兆3619億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は557(前引けは913)銘柄、値下がり銘柄数は1046(同658)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上が利率上位は、精密機器、医薬品、食料品、金属製品、空運、輸送用機器、銀行、保険、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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