Booking.comの代金未払いで集団訴訟へ 規約にはオランダの法律のみに準拠と記載

2023年10月25日 09:05

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記事提供元:スラド

先日取り上げた宿泊予約サイト「Booking.com」の未払い問題に関連して、宿泊施設オーナーらが20日、運営会社に対して計約3669万円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に提訴した。この問題では、Booking.comと取引をしていたオーナーらの宿泊施設に対する宿泊費支払いが遅れ、その結果、従業員の給与支払いなどで損害が発生している。原告の一人は資金繰りのために不動産を売却せざるを得なかったと述べている(TBS NEWS DIG弁護士ドットコム)。

Booking.com側は「システムの不具合」「海外送金のミス」などと説明している。なお、弁護士ドットコムによると、施設との利用規約には「オランダの法律のみに準拠し、紛争はオランダ・アムステルダムの管轄裁判所に専属的に服する」と書かれているとのことで、日本での裁判で解決が可能かは分からない状態だという。 

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