NY為替:中東地域における地政学的リスク増大でリスクオフ

2023年10月10日 06:31

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記事提供元:フィスコ

*06:31JST NY為替:中東地域における地政学的リスク増大でリスクオフ
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円17銭から148円44銭まで下落して、148円52銭で引けた。中東地政学的リスクの上昇が警戒され、リスク回避の円買いに拍車がかかった。また、米ダラス連銀のローガン総裁が長期金利の上昇により利上げの必要性が後退したとの見解を示したほか、ジェファーソンFRB副議長も慎重に政策を進める姿勢を再表明したため年内の追加利上げ観測が弱まりドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0523ドルまで下落後、1.0567ドルまで上昇し、1.0566ドルで引けた。質への逃避のドル買いが強まったのち、金利先高観後退でドルの売り戻しが強まった。ユーロ・円は、157円20銭から156円52銭まで下落。リスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.2163ドルまで下落後、1.2252ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9104フランから0.9050フランまで下落。《MK》

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