5月3日のNY為替概況

2023年5月4日 04:15

印刷

記事提供元:フィスコ

*04:15JST 5月3日のNY為替概況

 3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円95銭から134円84銭まで下落し、引けた。


米4月ADP雇用統計や4月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたためドル買い優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え利上げ停止に近づくとの見解に金利低下に伴うドル売りに転じた。さらに、FRBがFOMCで予想通り0.25%の利上げを実施すると同時に声明で追加利上げを示唆する文言を削除したため利上げ停止の思惑が強まり金利低下に伴いドル売りが加速した。しかし、パウエル議長がデータ次第で各会合で政策を決定していくと発言すると6月の利上げも完全に除外されないとの見方にドル売りが後退。

ユーロ・ドルは、1.1023ドルから1.1091ドルまで上昇し、引けた。


ユーロ・円は149円32銭まで下落後、150円00銭まで反発。


ポンド・ドルは、1.2487ドルから1.2590ドルまで上昇した。


ドル・スイスは、0.8904フランから0.8833フランまで下落した。


【経済指標】・米・4月ADP雇用統計:+29.6万人(予想:+15.0万人、3月:+14.2万人←+14.5万人)・米・4月ISM非製造業景況指数:51.9(予想:51.8、3月:51.2)・米・4月サービス業PMI改定値:53.6(予想:53.7、速報値:53.7)・米・4月総合PMI改定値:53.4(予想:53.5、速報値:53.5)

【金融政策】・米連邦公開市場委員会(FOMC)・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25ポイント引き上げ、5.00-5.25%に決定追加利上げを示唆する文言を削除「今後に必要となる追加引き締めの程度は経済次第」「決定は全会一致」「同ベースで保有している国債、MBSを削減」《KY》

関連記事