マイナンバーカード、累計申請数が人口の76%に

2023年4月6日 16:19

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

マイナンバーカードの累計申請件数が3月末で9614万件、人口に対する割合で76.3%になった

マイナンバーカードの累計申請件数が3月末で9614万件、人口に対する割合で76.3%になった[写真拡大]

松本剛明総務大臣は4日の記者会見で、マイナンバーカードの累計申請件数が3月末で9614万件、人口に対する割合で76.3%になったと語った。累計交付枚数は3月末で8440万枚、人口の約67%になっているとした。

 そのうえで松本大臣は「これからもマイナンバーカードの取得を着実に進めていきたいと考えている」とした。

 松本大臣は「マイナンバーカードの普及・利活用促進については、まず地方のDXを推進していくということが一番大きな政策目標であると考えており、住民の方々の利便性向上、地域の活性化に資するものであると思う」とした。

 また「自治体職員の事務負担軽減、職員が地域の実情を踏まえた企画立案など、創意工夫をより発揮すべき業務に注力できる環境整備にもつながると思っている。そこへつなげていくマイナンバーカードの普及と利活用の促進であると考えており、これからも普及・利活用を進め、地方のDXに取組んでいきたい」とした。

 しかし、政府への不信感や情報漏洩、目的外使用など、安全・安心への懸念からカード取得申請をしない国民も多い。先月、横浜市内でコンビニでも証明書交付サービスで他人の住民票が発行されるトラブルがあった。利用増でシステム負荷による不具合が原因とされているが、こうしたトラブルが発生すれば懸念する人も減りそうにない。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
デジタルライフライン全国総合整備計画策定指示
原発利用に改めて積極姿勢示す 岸田総理
マイナカード、全国民への普及には道半ばと総理

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事