概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は6日ぶりに反落、。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり

2023年4月3日 09:31

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記事提供元:フィスコ

*09:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は6日ぶりに反落、。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり
【ブラジル】ボベスパ指数 101882.20 -1.77%
31日のブラジル株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1831.25ポイント安(-1.77%)の101882.20で取引を終了した。104040.62から101475.57まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は売りに押され、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、失業率の上昇など弱い経済指標も経済の回復遅れ懸念を強めた。一方、欧米市場の上昇などが指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 2450.67 -0.62%
31日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比15.26ポイント安(-0.62%)の2450.67で取引を終了した。2472.53から2424.45まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。一方、指数の下値は限定的。海外市場や原油価格の上昇などが指数を下支えした。また、成長予想の上方修正も好感された。1-3月期の成長予想は前回のマイナス5%からマイナス3.9%に引き上げられた。

【インド】SENSEX指数 58991.52 +1.78%
31日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1031.43ポイント高(+1.78%)の58991.52、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同279.05ポイント高(+1.63%)の17359.75で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米株の上昇に加え、この日のアジア市場が堅調な値動きを受け、インド市場にも買いが広がった。また、欧米金融不安の緩和も買い安心感を与えた。

【中国本土】上海総合指数 3272.86 +0.36%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.61ポイント高(+0.36%)の3272.86ポイントと続伸した。

前日の好調地合いを継ぐ流れ。中国人民銀行(中央銀行)が連日で厚めの資金供給を実施したことや、中国指標の上振れが材料視された。寄り付き直後に公表された今年3月の中国製造業PMIは51.9で推移し、前月(52.6)から低下したものの、予想(51.6)を上回っている。3カ月連続で景況判断の境目の50を超えた。また、非製造業PMIは58.2に達し、市場予想(55.0)に反し前月(56.3)から加速している。《CS》

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