日経VI:小幅に上昇、米利上げ長期化への警戒感が継続

2023年2月27日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:小幅に上昇、米利上げ長期化への警戒感が継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比+0.15(上昇率0.90%)の16.74と小幅に上昇した。なお、高値は17.35、安値は16.69。先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後は下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は午前の中頃に小幅高に転じた。ただ、市場では米利上げが長期化するとの見方が強まっており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは継続し、日経VIは終日、先週末の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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