後場の日経平均は194円安でスタート、楽天グループやメルカリなどが下落

2023年2月17日 13:00

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27502.30;-194.14TOPIX;1990.84;-10.25


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比194.14円安の27502.30円と、前引け(27537.36円)から下げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は17470円-17510円のレンジでもみ合い急落。ドル・円は1ドル=134.50-60円と午前9時頃から50銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数が前日終値を挟んだ一進一退となっている一方、香港ハンセン指数は前日終値近辺で始まった後は売りに押され0.7%ほど下落している。後場の日経平均は前引けに比べ下げ幅を拡大して始まった。今日午前に打ち上げられる予定だった主力ロケット「H3」の初号機が打ち上がらなかったことなどもあり、市場のムードが重くなっている。ダウ平均先物や香港ハンセン指数が軟調なことも東京市場の株価の重しとなっているもよう。一方、円安・ドル高が株価下支え要因となっているとの見方もあるが、積極的な買いは手控えられているようだ。

 セクターでは、鉱業、電気機器、精密機器が下落率上位となっている一方、ゴム製品、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、楽天グループ<4755>、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>、レーザーテック<6920>、F&LC<3563>、ルネサス<6723>、川崎汽船<9107>、ダブル・スコープ<6619>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>が下落。一方、ブリヂストン<5108>、JFE<5411>、円谷フィHD<2767>、トレンド<4704>、三菱ケミG<4188>、シマノ<7309>、日本製鉄<5401>、アサヒ<2502>、東電力HD<9501>、コマツ<6301>が上昇している。《CS》

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