DDホールディングス 3Q会計期間は段階利益で黒字、累計期間においても経常利益黒字化

2023年1月13日 16:17

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記事提供元:フィスコ

*16:17JST DDホールディングス---3Q会計期間は段階利益で黒字、累計期間においても経常利益黒字化
DDホールディングス<3073>は13日、2023年2月期第3四半期(22年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比74.7%増の231.45億円、営業損失が2.83億円、経常利益が1.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が4.38億円となった。収益認識に関する会計基準等を期首から適用しており、対前年同期増減率は公表していない。
同社グループでは、当第3四半期末において現金及び預金106.35億円を保有しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断している。

飲食・アミューズメント事業の売上高は前年同期比77.1%増の210.18億円、セグメント損失は0.17億円となった。営業時間短縮等の各種要請が解除されたことにより、経営環境は緩やかな回復基調が見られるものの、新型コロナウイルス感染症の変異株の拡大や円安の進行による資源価格や原材料価格の高騰など、依然として厳しい状況が続いている。このような状況を踏まえ、原価高騰対策や継続的なコスト削減等の各種施策により収益の確保に努めるとともに、新しい生活様式に対応すべく、新規業態を含む5店舗の業態変更や新しい商品サービスの開発に積極的に取組むなど、顧客満足度の向上に努めた。

ホテル・不動産事業の売上高は前年同期比54.2%増の21.27億円、セグメント利益は同54.2%増の6.44億円となった。まん延防止等重点措置が解除され、経済活動が正常化し、国の観光支援である「県民割・ブロック割」により、全国規模でマイクロツーリズム需要が高まっている。このような環境のなか、国内旅行者の需要を最大限に取り込むため、ホテル運営では、サウナ施設の拡充や各種コラボレーション企画など、新たな取組みを実施することで認知度や顧客満足度の向上に努めた。コンテナ運営では、中途解約を防ぐべく各種施策を継続的に実施したことに加え、需要が増加しているバイクコンテナを積極的に増設したことなどから、セグメント利益は順調に推移している。

2023年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比68.6%増の326.28億円、営業利益が5.24億円、経常利益が9.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が5.22億円とする期初計画を据え置いている。《SI》

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