日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感は広がらず

2022年12月21日 14:13

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記事提供元:フィスコ

*14:13JST 日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感は広がらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-0.16(低下率0.70%)の21.25と低下している。なお、今日ここまでの高値は21.75、安値は20.52。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながら上昇したことから、市場ではやや安心感が広がりやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行したが、取引開始後の売り一巡後、日経225先物は午前は底堅い動きとなり、日経VIは低下幅を広げた。午後は日経225先物がやや軟調で、日経VIは低下幅を縮めているが、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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