日経VI:小幅に上昇、株価底堅いが警戒感は後退せず

2022年12月13日 16:10

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記事提供元:フィスコ

*16:10JST 日経VI:小幅に上昇、株価底堅いが警戒感は後退せず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比+0.17(上昇率0.91%)の18.95と小幅に上昇した。なお、高値は19.24、安値は18.59。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。ただ、今晩に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表、日本時間15日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、市場ではこれらイベントに対する警戒感が継続し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退せず、午後は株価は底堅かったが日経VIは昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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