米国株見通し:弱含みか、好業績継続も金利高止まりを嫌気

2022年10月21日 13:29

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記事提供元:フィスコ

*13:29JST 米国株見通し:弱含みか、好業績継続も金利高止まりを嫌気
(13時20分現在)

S&P500先物      3,655.70(-10.1)
ナスダック100先物  10,981.00(-65.7)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は40ドル安。米長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


20日の主要3指数は続落。上げ幅拡大の場面もあったが、取引中盤からマイナスに転じ、ダウは90ドル安の30333ドルと2日連続で下げた。この日もAT&TやIBMなど有力企業の決算発表を好感した買いが優勢となり、相場をけん引。一方、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想を下回り、引き締め加速への警戒は一服した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解で金利高に振れ、軟調地合いに振れた。


本日は弱含みか。足元で発表された企業決算を手がかりに、好業績の銘柄を中心に買いが継続。運輸セクターの需要回復で消費関連などへの買いが見込まれる。半面、次回11月1-2日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ継続が予想され、金利先高観から株売りに振れやすい。また、ドル高基調が鮮明になり、輸出関連の業績悪化も警戒される。ウクライナ情勢は激しさを増しており、週末に向け持ち高調整の売りにも警戒したい。《TY》

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