J2ヴァンフォーレ甲府が初優勝 サッカー天皇杯

2022年10月18日 08:20

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 16日、サッカーの天皇杯決勝が横浜・日産スタジアムで行われ、ヴァンフォーレ甲府がサンフレッチェ広島にPK戦の末、1-1(PK5-4)で勝利した。ヴァンフォーレ甲府は初優勝、J2クラブがJ1クラブを下しての優勝は史上初の快挙、J2勢としても12年ぶりの優勝となった。

 試合は甲府が先制するも広島が終盤に追い付く接戦。延長戦は両チーム無得点で終え、PK戦に突入すると甲府が5-4で競り勝った。

 試合開始から甲府がアグレッシブな動きを続ける。前半26分、甲府は長谷川が左CKをショートコーナーにするとリターンパスを受ける。PA左に走り込んだ荒木翔にパスを送ると、荒木はゴールライン手前からマイナスのクロスを入れる。これを三平和司が足で合わせて先制点を挙げる。

 広島は後半から前線にベンカリファとエゼキエウを投入。後半29分、甲府はウィリアンリラが抜け出し、PA内に持ち込み放ったシュートはクロスバーを直撃する。後半39分、広島はエゼキエウが左サイドの深い位置でDFの股を抜くスルーパスを送ると、受けた川村拓夢が放ったシュートが同点弾となる。このまま延長戦に突入する。

 延長後半11分、広島は満田誠のパスが山本英臣の手に当たりPKを得る。試合を決定づけるキッカー満田のゴール隅へのPKを、GK河田晃兵がスーパーセーブする。PK戦は両チームとも3人目まで決め続けるも、広島は4人目が失敗。甲府は5人目の山本も成功、この瞬間、歴史的勝利が決まった。

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