日経VI:小幅に上昇、米物価統計の発表など控え警戒感継続

2022年10月12日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:小幅に上昇、米物価統計の発表など控え警戒感継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.15(上昇率0.58%)の26.12と小幅に上昇した。なお、高値は26.55、安値は26.04。今晩、米国で9月の米卸売物価指数(PPI)が発表され、また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月20-21日開催分)が公表される。さらに、明晩は9月の米消費者物価指数(CPI)が発表される予定で、市場では発表後の株価変動を警戒するムードが強まった。こうした中、今日の日経225先物は小幅安水準で小動きとなったが、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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