台風の季節到来! 例年より少ない見込みも、上陸の可能性は多く注意が必要

2022年9月20日 11:53

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記事提供元:エコノミックニュース

ウェザーニューズが発表している2022年の台風傾向では、9月以降は本州へ接近・上陸する進路をとるケースが多くなると予測しているので注意が必要だ

ウェザーニューズが発表している2022年の台風傾向では、9月以降は本州へ接近・上陸する進路をとるケースが多くなると予測しているので注意が必要だ[写真拡大]

 台風の季節がやってくる。ウェザーニューズが発表している2022年の台風傾向では、今年の台風発生は平年よりも2個ほど少ないと見込んでいるものの、9月以降は本州へ接近・上陸する進路をとるケースが多くなると予測しているので注意が必要だ。

 折しも9月は防災月間。台風接近に備えて、家庭や職場での防災チェックも怠らないようにしたい。例えば、もしもの時には、ハザードマップなどの情報を基に行動するのが命を守る事に繋がる。国土交通省がWEBサイト上でハザードマップのポータルサイトを解説しているので、我が町のハザードマップを確認しておくとよいだろう。大規模な災害が発生した時は携帯電話やインターネットなどが繋がりにくくなる可能性もある。ハザードマップをスマートフォンにダウンロードしておけば、回線が不通になっても確認できるので安心だ。

 また、家族の安全と安心を守るために、住宅メーカーなどのサイトを訪れてみるのもいいだろう。各住宅メーカーなどのサイトでは、実際の生活に根付いた家庭内での防災や備えについての情報が掲載されていることが多い。例えば、セキスイハイムのサイトでは、犬や猫などのペット避難についても言及し、在宅非難のメリットや注意点を解説。減災研究の第一人者が監修した減災ガイドブックや、災害に備えた家づくりのヒント集などの配布も行っている。

 また、総合住宅展示場 ABCハウジングのサイトでも「もしもに備える防災マニュアル」を公開しているので、ぜひ一度、チェックしてみてほしい。災害発生前にしておくべきこと、そして万が一被災してしまったときにするべき行動などが、生活シーンごとにとても分かりやすく解説されている。

 住宅展示場といえば、最近では災害発生時に展示場のモデルルームを「災害支援施設」として提供する住宅メーカーも現れている。台風や大雨、土砂災害などの被害にあって、避難場所まで行きにくい時や、事情があるような場合もあるだろう。そんな時、近所にある住宅展示場でも災害時に水や電力などを提供してくれるところがあれば、非常に心強いのではないだろうか。

 例えば、この災害発生時にモデルルームを災害支援施設として活用するという取組みでは、木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホームグループが草分け的な存在としてしられているが、同社は9月10日にも、新たに群馬県では初の、「災害時支援施設 」となる住宅展示場を上毛新聞マイホームプラザ よしおかパークにオープンした。電力・井戸水の提供、備蓄品の提供、さらには避難所マップの配布等、ソフト面でも災害時の一助になる拠点となっている。群馬県は地盤が強固で海がなく、災害が比較的少ない地域のため、県民の防災意識も高くないといわれているが、安心は禁物だ。今の時代、いつ何時、思いもよらない状況に見舞われるかもわからない。

 これから冬にかけて、台風や雨などが増えてくる。「まさか」の事態でも安心して行動できるよう、今一度、家庭内の防災、そして近隣の防災や取組みを確認しておいてはいかがだろうか。(編集担当:今井慎太郎)

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