後場の日経平均は627円安でスタート、東エレクやソニーGなどが下落

2022年9月14日 12:56

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27987.08;-627.55TOPIX;1954.29;-32.28


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比627.55円安の27987.08円と、前引け(27991.82円)から下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は27750円~27800円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=144.20~144.30円と午前9時頃から30銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って大幅に下落している。米8月消費者物価指数(CPI)の予想外の上振れを受けてインフレ減速期待は剥落。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め強化が再燃し、景気後退懸念も強まった。前日のダウ平均1300ドル近い急落を受けて東京市場でも売りが広がっている。円安・ドル高進行を背景とした輸出企業の買いやインバウンド関連銘柄への押し目買いが相場を下支えているものの、全体的には力不足で、後場の日経平均も引き続き大幅下落となっている。前場は一時28000円を回復する場面もあったが、後場は再び弱含み、28000円を下回った推移が続いている。

 セクターでは電気機器、ゴム製品、電気・ガスを筆頭にほぼ全面安となっている。一方、鉱業、空運が上昇している。東証プライム市場の売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>などが大幅に下落。一方、ダブル・スコープ<6619>、レノバ<9519>、三井ハイテック<6966>、JAL<9201>などが堅調に推移している。《CS》

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