後場の日経平均は400円安でスタート、東エレクや三菱商事などが下落

2022年9月1日 12:59

印刷

記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27690.90;-400.63TOPIX;1940.49;-22.67


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比400.63円安の27690.90円と、前引け(27673.14円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27640円~27680円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=139.50~60円と午前9時頃から20銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数が堅調に推移している一方、香港ハンセン指数は下落している。午前に大きく下落していたナスダック100先物が下げ渋っていることもあり、後場の日経平均は下げ幅を縮めて始まった。朝方から進んでいる為替の円安進行を背景に輸出企業の業績上振れ期待が高まっていることも株価の下支え要因になっているようだ。ただ、今晩の米8月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数や、明日の米8月雇用統計を前に様子見ムードが強く、安値圏でのもみ合いが継続。米国の中国に対する半導体輸出規制なども投資家心理の重石になっているようだ。

 セクターでは海運、鉱業、石油・石炭を筆頭にほぼ全面安となっている一方、建設、鉄鋼の2業種が上昇となっている。東証プライム市場の売買代金上位では日本電産<6594>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、三菱商事<8058>、INPEX<1605>、メルカリ<4385>などが大幅に下落。郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、東京海上<8766>なども下落。一方、日本製鉄<5401>、積水ハウス<1928>が高く、任天堂<7974>、第一三共<4568>も堅調。《CS》

関連記事