日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感が後退

2022年8月12日 13:51

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記事提供元:フィスコ

*13:51JST 日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-1.70(低下率8.42%)の18.48と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.05、安値は18.55。

米物価指数の発表を受け、市場では金融引き締めによる米景気の後退懸念が和らぎ、市場心理は改善しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物が概ね堅調に推移していることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、今日の日経VIは10日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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