映画『地下室のヘンな穴』“12時間進んで3⽇若返る”奇妙な穴、欲望に満ちた⼤⼈たちの末路は?

2022年8月1日 07:25

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 映画『地下室のヘンな穴』が、2022年9月2日(金)より公開される。監督・脚本はカンタン・デュピュー。

■鬼才カンタン・デュピューの最新作

 映画『地下室のヘンな穴』は、“フランスのスパイク・ジョーンズ”の異名をとるカンタン・デュピューによる最新作。殺⼈タイヤが登場する『ラバー』、鹿革男の狂気を描いた『ディアスキン ⿅⾰の殺⼈⻤』などの異⾊作で知られ、フランス映画界で注目を集める鬼才だ。

 なお、彼はMr. Oizo名義のフレンチ・エレクトロ・ミュージシャンとしても知られ、ヨーロッパでは100万枚以上のセールスを記録するなど、マルチな才能を発揮している。

■“12時間進んで、3⽇若返る”奇妙な穴にまつわる物語

 そんなカンタン・デュピュー監督が、最新作で描くのは、「時間軸が半⽇進み、⾁体が3⽇若返る」という、なんとも“微妙な”パワーを持った穴。物語は、不動産屋から「この家は⼈⽣が変わる」と案内された、フランス⼈中年夫婦のアランとマリーを中心に進んでいく。

 地下室にぽっかり空いた⽳に⼊ると「12時間進んで3⽇若返る」という摩訶不思議なセールスポイントを聞いた妻は、⽳に⼊りたい衝動を抑えられずに、蓋を開けてしまい…。この出来事をきっかけに、平凡な中年夫婦2人の、胸の奥底に封印していた欲望や衝動が呼び覚まされていく。

バカバカしい設定に基づく“奇妙な”物語のはずが、ストーリーが進むにつれて現実味を獲得していく展開に、最後まで目が離せない。

■<映画『地下室のヘンな穴』あらすじ>

 緑豊かな郊外に建つモダニズム⾵⼀軒家の下⾒に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購⼊すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“⽳”に⼊ると「12時間進んで、3⽇若返る」というのだ。夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すが、やがてこの⽳はふたりの⽣活を⼀変させていく……。

【詳細】
映画『地下室のヘンな穴』
公開日:2022年9月2日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他
監督・脚本:カンタン・デュピュー
出演:アラン・シャバ、レア・ドリュッケール、ブノワ・マジメル、アナイス・ドゥムースティエ

2022年/フランス・ベルギー/仏語・日本語/74分/シネスコ/カラー/5.1ch/英題:Incredible But True /⽇本語字幕:⾼部義之

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事