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プログラミングの副業 ポートフォリオで営業力をアップさせる (2)
人気副業のプログラミングだが、案件の獲得方法はスクールでもなかなか教えてもらえない。本記事では、前回に引き続きプログラミングの副業に不可欠なポートフォリオを案件獲得に活用する方法について紹介する。
【こちらも】プログラミングの副業 ポートフォリオで営業力をアップさせる (1)
■獲得したい案件に合わせてポートフォリオを作る
具体的なポートフォリオの作成では、自己紹介をはじめ、過去の成果物や作品、スキル、連絡先などを記載する。プログラミングの副業の場合は、扱える言語も記載しておくとクライアントが副業者の能力を正確に把握しやすい。
しかし、一般的なポートフォリオの作り方では、思ったように依頼が増えない可能性も十分に考えられる。これは、クライアントとのマッチングを意識せずにポートフォリオを作成してしまうことが原因だ。実務経験を積んでいくことで、対応できる業務の幅は広げられる。だが初心者の場合には実績が不足しているため、受注率を上げるにはむしろ業務やジャンルの幅を狭める方が有効だ。
ポートフォリオサイトのような成果物や作品を制作する際も、クライアントが受注したい案件を強く意識することがおすすめである。そのために、副業を始める前の段階で、自身がどのようなプログラミング案件を受注していきたいのかを明確にしておくべきだ。
例えば、クラウドソーシングサービスの案件に応募すると、クライアントは副業者のポートフォリオを確認する。この時にクライアントの業務や案件に副業者のスキルがマッチしていると分かれば、依頼しやすくなるのだ。
より効率的に副業収入を得たいのであれば、事前に調べて言語や業務を選択するのもおすすめだ。利用を検討しているクラウドソーシングサービスやエージェントサイトで、人気のプログラミング言語や報酬相場、案件数などを調べておくのである。その上でスキルの学習から始めれば、ロードマップの精度を高められるのだ。
■プレゼン力とポートフォリオの相乗効果
プログラミングの副業を成功させるためには、営業力も欠かせない。いくらスキルがあっても、前提となる案件が獲得できなければ副業収入を生み出せないからだ。プログラミングの副業では、スキルと営業が両輪となる。
ポートフォリオも営業の重要な一部ではあるが、受動的な性質を持つため、クライアントに見てもらう機会が必要だ。そのため、”攻め”の営業活動も行わなければならない。ここで求められるのがプレゼン力である。
多くのクラウドソーシングサービスにはメッセージ機能があり、ポートフォリオを見たクライアントからオファーが届く場合がある。同時に、このメッセージ機能は副業者からクライアントにも送れるため、積極的に提案する営業活動に活用するのがおすすめだ。
また案件の募集に応募する場合には、業務内容と自身の持つスキルのマッチングをアピールする。そして、クライアントの問題をどのようにして解決できるかを理路整然と説明できるようにしなければならない。募集段階でクライアントが期待していた成果に加え、プラスアルファとなる要素を追加できれば案件獲得の確率を高められるだろう。
プログラミングの副業で稼ぐには、スキルだけでなくプレゼン力も磨く必要がある。副業者自身がマネージャーとなり、自己プロデュースしていかなければならないのだ。こうした努力の延長線上に、フリーランスや個人事業主としての独立も視野に入る。だからこそ、副業にはキャリアデザインにも大きなメリットがあるのだ。(記事:西島武・記事一覧を見る)
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