みずほ銀行のトラブルの原因、5点に集約される

2022年7月15日 17:23

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 毎度おなじみ(?)みずほ銀行のトラブルを静岡大学情報学部教授が分析している。
記事タイトルの「システムの全容を理解している社員がいない…」がすべてを語り尽くしている。

 みずほ銀行は『MINORI』の運用開始以降、約2年間に11回の障害を起こしている。このシステムトラブルに関して、PRESIDENT Onlineが問題の総括をおこなう記事を掲載している。この記事を執筆した静岡大学情報学部の遠藤正之教授によれば、『MINORI』のトラブルは5つの問題点に集約できるという。1点目はMINORIのアーキテクチャの複雑性。2点目として保守運用フェーズでのリソース削減が急であったこと。3点目は経営とIT現場とのコミュニケーションが不十分だったこと。4点目はシステム関連の銀行組織、開発会社、運用会社が連携しにくい体制であること。最後に機器の所有を各ベンダーとしたことが挙げられる。詳細は長いので元記事を読んでほしいところだが、まとまっているように見える(PRESIDENT Online)。

 スラドのコメントを読む | ビジネス | お金

 関連ストーリー:
みずほFG、今は障害認知から1時間以内に対応できる 2022年04月28日
みずほ銀行と他の金融機関を比較する記事。安定稼働対策に差 2022年03月15日
みずほ銀行、12月30日に一時振り込みができなかった不具合。21年では9度目 2022年01月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事