日経平均VIは小幅に上昇、午後は警戒感強まる

2022年7月8日 13:51

印刷

記事提供元:フィスコ

*13:51JST 日経平均VIは小幅に上昇、午後は警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時分現在、前日比+0.14(上昇率0.62%)の22.57と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.82、安値は21.45。

堅調だった昨日の米株式相場を受け、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。午前の時間帯は株価が堅調で、日経VIは昨日の水準を下回って推移したが、昼前に、安倍元首相が銃撃されたと伝えられると、日経225先物が一時下げに転じ、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは上昇に転じた。その後、日経225先物はプラス圏で推移しているが、市場の警戒感は緩まず、日経VIは午後は概ね昨日の水準を上回った動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事