日経VI:上昇、株価下落で警戒感強まる

2022年7月1日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:上昇、株価下落で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比+0.98(上昇率4.18%)の24.41と上昇した。なお、高値は24.66、安値は22.81。今日の東京株式市場は売り買いが交錯する形で始まり、取引開始後は日経225先物が上昇する場面があった。この値動きを受け、昨日の米株式市場で主要指数が下落した後の相場としては底堅いとの見方が広がり、市場ではやや安心感が先行した。しかし、ダウ平均先物が下落したことなどもあり、午前の中頃から日経225先物が売りに押され下げ幅を広げると、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは上昇に転じ、その後は上昇幅を広げる動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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