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神戸・須磨の名谷駅前広場、神戸市が大丸須磨店へ活用推進を事業委託
大丸須磨店が利活用推進事業の委託を受けた名谷駅前広場(大丸松坂屋百貨店発表資料より)[写真拡大]
神戸市は須磨ニュータウンで進めている神戸市営地下鉄名谷駅前広場(須磨区中落合)の利活用推進事業で、大丸須磨店を委託事業者に選んだ。駅前広場の利活用推進は、神戸市が人口減少対策として展開している「リノベーション神戸~名谷活性化プラン」の一環で、須磨ニュータウンの中心として若者が集うにぎわいづくりを目指す。
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事業は駅前広場を利活用する事業者の発掘や継続的なにぎわいづくりを可能にするイベントの誘致、駅前広場を地域のコミュニケーションの場とする企画の実施などだ。大丸須磨店が神戸市の支援を受け、これらの事業を推進する。神戸市は名谷地区を郊外エリアのモデルと位置づけ、2021年から広場の貸し出しを進めてきた。大丸須磨店はビアガーデンや乗り物フェスティバルなどのイベントを開催している。
須磨ニュータウンは六甲山地西部の丘陵地を切り開いて整備され、1970年から入居が始まった。名谷、高倉台、落合など6団地で構成され、面積約900ヘクタール、計画人口11万3,000人。神戸市の中心部・三宮地区まで地下鉄で約20分の位置にあり、高度経済成長期には若い世代の人気を集めたが、阪神・淡路大震災以降、人口の減少と住民の高齢化に苦しんでいる。
神戸市は阪神・淡路大震災の復興事業が一段落した2019年から、人口減少対策として名谷駅周辺のリノベーションを進めている。大丸須磨店が入居する商業施設「須磨パティオ」、駅ビル、駅前ロータリーなどを改修し、魅力ある中心街にしようとする試みで、新たな施設として名谷図書館を整備した。
駅前広場を有効に利活用することでリノベーションの効果を高め、須磨ニュータウンの人口減少に歯止めをかけたい考え。名谷地区で成果が出れば、他の住宅地にも事業を広げることにしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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