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今日の為替市場ポイント:米国経済の大幅な減速を想定した相場展開に
記事提供元:フィスコ
*08:40JST 今日の為替市場ポイント:米国経済の大幅な減速を想定した相場展開に
29日のドル・円は、東京市場では135円90銭まで下げた後、136円27銭まで反発。欧米市場では136円03銭から137円00銭まで一段高となり、136円61銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に136円台で推移か。米国金利の先高観は後退していないが、景気減速の可能性が高まっており、ドルは137円近辺で上げ渋る可能性がある。
報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は欧州中央銀行(ECB)主催の年次フォーラムに出席し、「FRBがインフレ抑制のために景気を必要以上に減速させるリスクはある」との見解を伝えた。パウエル議長の発言はインフレ率を目標水準まで低下させるためには、米国経済が大幅に減速する必要があることを示唆している。
市場参加者の間では「パウエル議長など米金融当局は米国経済の大幅な減速を想定しており、7月も0.75ポイントの追加利上げが実施されることは確定的」との声が聞かれている。ただし、一部の市場参加者は「2023年後半に利下げが開始される可能性はさらに高まった」と指摘し、7月中に10年債利回りは2年債利回りを下回ると想定しているようだ。《FA》
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