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「らくらくフォン」のFCNT、シニア向けスマホ訪問レッスンを全国に拡大
「らくらくスマートフォン」を開発するFCNT(神奈川県大和市)は17日、シニア向けのスマホレッスン「らくらくコンシェルジュ スマートフォン訪問レッスン」の訪問エリアを、全国に拡大すると発表した。地域を限定して提要していたが、対象地域を広げた。訪問レッスンを通して、シニアのデジタル機器への心理的ハードルを下げる。
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2021年9月から、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県でサービスを開始していたが、エリア外からの問い合わせが多く需要を受けて全国に拡大した。
スマホを購入したものの「画面のつけ方や消し方など使い方が分からない」「LINEが使いこなせない」「QRコードの読み込み方が分からない」「アプリがインストールできない」など、シニアが抱える悩みを解消する。機種やキャリア、質問内容は限定しない。原則マンツーマンの個人レッスンだが、友人や夫婦など最大3名まで一緒に受講することができる。料金は受講人数に関わらず1時間で1万3,200円(税込)。
訪問するのはスマホを熟知した専門のスタッフ。IoTやICTの訪問・電話・リモートサポートを手がけるG・O・Gに委託し、講師を派遣する。G・O・Gは全国に300名の訪問サービスエンジニアを抱えている。
レッスンは年末年始以外の平日に行うが、土日祝日も対応可能。沖縄や離島を除く全国に講師が訪問するが、エリアによっては出張費が発生する場合もある。
同社はこれまでもスマートフォン教室の開催や、シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」の運営などを行い、シニアのサポートを行ってきた。2月24日には、スマホを通して情報や体験を提供する会員サービス「ラ・メンバーズ」の提供も開始した。
デジタル活用が進むが、利用できずに恩恵を受けられないいわゆる「デジタルデバイド」がシニア層で広がっており、若年層との格差を埋めたい考えだ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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