サクシード 22年3月期は2ケタ増収増益、教育人材支援事業及び個別指導教室事業が好調に推移

2022年5月16日 16:48

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記事提供元:フィスコ


*16:48JST サクシード---22年3月期は2ケタ増収増益、教育人材支援事業及び個別指導教室事業が好調に推移
サクシード<9256> は13日、2022年3月期決算を発表した。売上高が前期比30.1%増の25.91億円、営業利益が同61.5%増の4.24億円、経常利益が同58.7%増の4.21億円、当期純利益が同61.8%増の2.80億円となった。

教育人材支援事業の売上高は前期比50.9%増の12.21億円、セグメント利益は同70.8%増の2.73億円となった。家庭教師サービスは、当期より開始したオンライン型家庭教師サービスの需要が増加したことにより、会員数が飛躍的に増加した。また、当期から開始したICT支援員派遣サービスは、GIGAスクール構想の前倒しによる教育現場のDXという環境のもとで、地方自治体の需要を取り込むことにより大きく売上に貢献する結果となった。さらに、教員紹介サービスも学校教員の人材不足が追い風となり、部活動指導員および学内塾等の学校向けサービスとともに売り上げを拡大した。

福祉人材支援事業の売上高は前期比0.1%減の3.58億円、セグメント利益は同60.4%減の0.52億円となった。保育サービスは、人材派遣サービスの売上が順調に伸び、当期の売上に貢献する一方、利益率の高い人材紹介サービスの売上高が減少したことから利益率を下げる要因となった。介護サービスは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、介護施設における採用面接が中止された影響で、新規紹介数は減少した。

個別指導教室事業の売上高は前期比22.8%増の10.11億円、セグメント利益は同135.5%増の2.63億円となった。個別指導教室は、問合せ数の増加により入塾者数が順調に増加するとともに、退会率の減少も在籍生徒数の増加につながり、当期の売上に貢献する結果となった。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、新規出店を控えたことも当期の利益に貢献した。2022年3月に新規開校を再開し、つきみ野校及び弥生台校を開校した。今後は新型コロナウイルスの感染状況を注視しつつ、新規出店を加速していくとしている。

2023年3月期通期の業績予想については、売上高は前期比19.0%増の30.82億円、営業利益は同1.8%増の4.32億円、経常利益は同2.5%増の4.32億円、当期純利益は同2.3%増の2.86億円を見込んでいる。《EY》

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