筑波精工 22年3月期は2ケタ増収、国内のその他製品の取引を積み重ねることで海外の不振の影響を吸収

2022年5月16日 13:46

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:46JST 筑波精工---22年3月期は2ケタ増収、国内のその他製品の取引を積み重ねることで海外の不振の影響を吸収
筑波精工<6596>は13日、2022年3月期決算を発表した。売上高が前期比10.7%増の2.15億円、営業損失が0.74億円(前期は0.90億円の損失)、経常損失が0.73億円(同0.86億円の損失)、当期純損失が1.13億円(同1.08億円の損失)となった。

日本とアジアを中心とした顧客のニーズに応える為の製品の改良を進め、ユーザーに寄り添った開発を継続し、国内におけるステージとSupporterの新規顧客開拓や、海外の大手ファンドリ向けのSupporterの継続的な小口の供給により顧客層の厚みを作り上げるとともに、これらの顧客からの今後の大口受注に耐えうる生産体制を構築するなど、攻守にわたる準備を進めた。

特に海外でニーズが増加傾向にあるSupporter向けの自動機・半自動機に使用する電子部品などの調達難が継続したことから、Supporterの売上と併せて当事業年度の海外市場での売上に少なからず影響を与えたが、新規顧客が増加中の国内のその他製品の取引を積み重ねることで海外の不振の影響を吸収した。

2023年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比72.3%増の3.72億円、営業利益が0.07億円、経常利益が0.06億円、当期純利益が0.01億円を見込んでいる。《YM》

関連記事