NASA、ブラックホールの音をYouTubeで公開

2022年5月10日 17:34

印刷

記事提供元:スラド

宇宙の大部分が真空であることから、宇宙には音がないという認識が一般的だ。しかし、銀河団には大量のガスが含まれており、音波が伝わる媒体としての性質があるそうだ。NASAは今年のブラックホールウィーク(5月2日から6日)の一環として、ブラックホールが発する圧力波が銀河にある高温ガスに波紋を作る現象を元に、ペルセウス座銀河団にあるブラックホールの天文学的データを音に変換した動画を公開した。NASAのチャンドラX線観測所のデータをもとに作成されたという。音波を人間の耳に聞こえるように57オクターブ、58オクターブと音域を広げて再合成して音波化が行われているらしい(NASAリリース動画)。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙 | NASA

 関連ストーリー:
京大、一般相対性理論におけるエネルギー概念を変える新定義 2021年11月11日
2020年ノーベル物理学賞はブラックホールに関する重要な発見をした3氏が受賞 2020年10月07日
英スピーカーメーカー「KEF」、音のブラックホールともいえる技術を開発 2020年09月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事