東証グロ−ス指数は反発、売り一巡後は買い戻し優勢に

2022年5月10日 16:38

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記事提供元:フィスコ


*16:38JST 東証グロ−ス指数は反発、売り一巡後は買い戻し優勢に
東証グロース市場指数 830.69 +3.01/出来高 1億1508万株/売買代金 1151億円東証マザーズ指数 654.52 +2.04/出来高 9362万株/売買代金 974億円

本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発、値上がり銘柄数は230、値下り銘柄数は202、変わらずは33。 本日のグロース市場は売り一巡後に買い戻しが優勢となった。週明け9日の米株式市場のNYダウは大幅に続落。連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げや都市封鎖(ロックダウン)が続く中国経済の減速などを背景に、景気後退懸念が強まるなか投資家のリスク回避の動きが終日続いた。ナスダック総合指数は大幅に3日続落、ほぼ全面安となった米株市場を横目に、本日の東証グロ−ス指数は反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートした後前場中ごろに下げ渋った。後場からは、時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移したことで投資家心理がやや改善、売り方の買い戻しが優勢となり下げ幅を大きく縮小した。時価総額上位銘柄は強弱まちまちで、決算を発表するなど個別に材料が出た銘柄や直近IPO銘柄に物色が向かっていた。東証マザーズ指数は大引けにかけてプラス圏に浮上して0.31%高に、東証グロース市場Core指数は下げ幅を大きく縮小したものの0.22%安となった。個別では、22年3月期業績予想を上方修正したバルテス<4442>が20%高で値上がり率トップとなったほか、メタバース推進協議会に入会したと発表したピアズ<7066>が16%高のストップ高比例配分となった。また、22年12月期第1四半期決算が好感されたGMOリサーチ<3695>が13%高に、時価総額上位銘柄ではメルカリ<4385>やフリー<4478>などが上昇した。値上がり率上位には、グローバルウェイ<3936>、マーキュリーRI<5025>などが顔を出した。一方、22年9月期上期決算を発表したタスキ<2987>が11%安で値下がり率トップに。また、連日売り優勢の展開が続いているリニューアブルJ<9522>が7%安となった。また、直近軟調に推移しているリベロ<9245>が7%安、時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やそーせい<4565>などが冴えなかった。値下り率上位には、GMOTECH<6026>、ジーニー<6562>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、メルカリ、フリー、JTOWER<4485>などが上昇した。

[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4442|バルテス | 1564| 264| 20.31|
2| 3936|グローバルW | 503| 80| 18.91|
3| 5025|マーキュリーRI | 1046| 150| 16.74|
4| 7066|ピアズ | 1064| 150| 16.41|
5| 3695|GMOリサーチ | 2565| 305| 13.50|
6| 4014|カラダノート | 854| 96| 12.66|
7| 4056|ニューラル | 1424| 148| 11.60|
8| 6177|AppBank | 205| 21| 11.41|
9| 4417|グローバルセキュ | 4695| 445| 10.47|
10| 5031|モイ | 889| 80| 9.89|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2987|タスキ | 701| -93| -11.71|
2| 6026|GMOTECH | 1960| -168| -7.89|
3| 9522|リニューアブルJ | 1062| -81| -7.09|
4| 9245|リベロ | 1629| -124| -7.07|
5| 6562|ジーニー | 929| -69| -6.91|
6| 7685|BUYSELL | 3010| -215| -6.67|
7| 2195|アミタHD | 1674| -117| -6.53|
8| 9253|スローガン | 1334| -84| -5.92|
9| 4256|サインド | 1834| -115| -5.90|
10| 3803|イメージ情 | 406| -24| -5.58|《TY》

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