新興市場銘柄ダイジェスト:シャノンは大幅に反発、リベルタがストップ高

2022年3月25日 15:40

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記事提供元:フィスコ


*15:40JST 新興市場銘柄ダイジェスト:シャノンは大幅に反発、リベルタがストップ高


<3976> シャノン 1576 +147
大幅に反発。子会社のジクウ(東京都港区)が4月1日付で全省庁統一資格を取得すると発表している。メタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」が官公庁や地方自治体から照会を受けている現状を踏まえた措置。全省庁統一資格は、各省庁での物品の製造・販売等に係る一般競争(指名競争)の入札参加資格。取得により、ジクウは全国・全省庁から依頼を受けることが可能になるとしている。

<8746> 第一商品 192 +5
大幅に反発。元委託者から提起されていた損害賠償請求訴訟で和解が成立したと発表している。以前に行っていた商品先物取引で発生した損失に対する損害賠償請求(2099万円)を提起されていたが、東京地裁から和解勧告がなされた。訴訟の長期化が事業に与える影響なども踏まえ、早期解決を優先して和解することにしたという。和解金は600万円で、22年3月期第4四半期に販管費として計上する見込み。

<3936> グローバルW 533 -66
大幅に9日ぶり反落。東証が25日から信用取引に関する規制措置を強化し、売り材料視されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられた。日証金も増担保金徴収措置を実施した。規制強化は取引を圧迫するとして嫌気されているほか、前日までの連騰で高値警戒感が出ていることも株価の重しになっているようだ。

<4935> リベルタ 644 +100
ストップ高。医療機器などを製造・販売するファミリー・サービス・エイコー(長野市)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得株数は11万2000株(異動後の議決権所有割合は86.8%)で、取得価額は非開示。子会社化でファミリー・サービス・エイコーが取り扱う健康雑貨や医療機器、除菌装置などを自社グループの販路へ拡販するほか、同社の販路に自社商品を拡販する。

<2497> UNITED 1847 +15
大幅に反発。171万5500株の自社株を消却すると発表している。消却前の発行済株式総数に対する割合は7.6%で、21年5月11日に決定した自社株取得分の全株数。消却予定日は31日。消却は株式価値の向上につながるとの見方から株主還元策の一環として好感されている。ユナイテッド株は7日に直近安値(1612円)を付けてから右肩上がりで推移しており、先高期待も買いにつながっているようだ。

<7339> アイペットホールディ 2151 +139
大幅高。22年3月期の経常損益予想を2.50億円の黒字から7.00億円の黒字(前期実績4.01億円の黒字)に、純損益予想を0.80億円の黒字から4.50億円の黒字(同7.12億円の赤字)にそれぞれ上方修正している。営業費や一般管理費が業務効率の向上で想定を下回る見込み。損害率が前提を下回っていることも増益要因となる。2月7日に続く上方修正とあって、ポジティブ・サプライズと受け止められているようだ。《ST》

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