日経VI:低下、懸念材料多い中で株価底堅く推移し警戒感がやや緩和

2022年3月15日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、懸念材料多い中で株価底堅く推移し警戒感がやや緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比-0.50(低下率1.73%)の28.48と低下した。なお、高値は28.90、安値は28.25。今日の東京株式市場で日経225先物は朝方の売り一巡後は概ねプラス圏での推移となった。ウクライナ情勢の先行き不透明感や対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、米金融政策など、懸念材料が多い中にも関わらず今日は株価が底堅く推移したことで、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや緩和し、今日の日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

関連記事