日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く推移するも警戒感の後退は限定的

2022年3月9日 14:25

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記事提供元:フィスコ


*14:25JST 日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く推移するも警戒感の後退は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時25分現在、前日比-0.12(低下率0.41%)の29.17と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は29.42、安値は28.71。

今日の東京株式市場は自律反発狙いの買いが優勢となり、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は底堅く推移しているが、市場では資源高による世界経済の下振れなどが意識され、市場心理は改善しにくい状況が継続しており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの後退は限定的で、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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